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最終更新日:2020.10.26

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MOT研究開発マネジメント入門

研究開発マネジメント入門

A5/232ページ/2020年03月30日
ISBN978-4-254-20167-3 C3050
定価3,850円(本体3,500円+税)

岡本和也 ・福代和宏 著/上西研 監修

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紀伊國屋書店 旭屋倶楽部 東京都書店案内

技術経営(MOT)の標準的な思考技術を習得する教科書。コア技術の理解・市場の分析・最適な組織の構築などの視点から研究開発マネジメントを理解。〔内容〕研究開発の流れ/提案と実践/組織構築と人財育成/長期ビジョン/他

編集部から

研究開発マネジメントが求められるビジネスリーダー,もしくは将来これを目指す方々にむけた入門書.将来に向けてあるべき企業像を描き,企業トップからのメッセージである,企業理念・ビジョンをもとに,
 1)企業の有するコア技術(核となる技術) を理解すること
 2)将来の求められる市場を考え,コア技術との親和性を捉えること
 3)それを実行する組織,仕組みを構築すること
の3点を中心に,製造業の持続的発展の礎である“研究開発”のあり方について技術経営(MoT:Management of Technology) の視点から述べる.

産業構造の変化,だれもが参入できる競争社会(コンテスタブル市場)の出現の中,企業の存続のためには新機軸となる事業を常に生み出す必要がある.各企業は,潜在する市場と必要とされる技術を見極め,自社のコア技術をきちんと棚卸しし,それをもとに他社もしくは他機関,大学等との連携や協業など様々な仕組みを構築していくことが求められる.

本書では,まず過去と現在,未来を定めてどのような段取りで進めてゆくべきかを述べ,筆者らがこれまで企業の研究開発部門で実践してきた自身の経験知に他社の事例を加え,古典的な理論と融合しながら,以下の3点を中心に最適な研究開発マネジメントとはどうあるべきかについて述べる.
1)企業・組織における新事業創成に向けて,研究開発マネジメントの本質と理想像を理論から実学まで広い視点で解説する点.
2)研究開発マネジメントとは経営層の意思を効率的,効果的に実現する方法の一つであり,人材育成を含めてその具体論を述べる点.
3)時代の変遷に伴う研究発想の転換から,基礎・応用・実用化研究の分類から商品化までの流れを明確にする点.

執筆者一覧

著者:岡本 和也
山口大学大学院技術経営研究科・教授、大阪大学・招聘教授
東京大学大学院工学系研究科修了.ハーバード大学経営大学院PMD修了.大手精密機械メーカー・開発部門ゼネラルマネジャーおよび同社米国現地法人・副社長として新事業に関わる研究開発マネジメントを実践.2005年大阪大学客員教授,2014年エレクトロニクス実装学会理事,2015年文部科学省 科学技術・学術審議会専門委員,2016年度より山口大学大学院技術経営研究科教授.2018年日本学術振興会研究開発専門委員会委員長.博士(工学)(東京大学).

著者:福代 和宏
山口大学大学院技術経営研究科・教授
大阪大学大学院工学研究科修了.2001年空気調和・衛生工学会学会賞受賞.日立製作所を経て,2002年山口大学工学部講師.2005年より山口大学大学院技術経営研究科究科教授.空気調和・衛生工学会技術フェロー.日本機械学会,日本建築学会等会員.博士(工学)(大阪大学).

監修者:上西 研
山口大学・学長特命補佐、山口大学大学院技術経営研究科・教授
山口大学大学院工学研究科修了.1985年山口大学工学部助教授,教授を経て2005年山口大学大学院技術経営研究科究科教授.第14回山口県科学技術振興奨励賞受賞.日本MOT学会理事.西日本MOTコンソーシアム代表.山口大学教育研究評議会評議員.2008年より2010年まで技術経営系専門職大学院協議会(MOT協議会)会長を歴任.博士(工学)(九州大学).

目次

1. 総論:技術経営と研究開発マネジメント
 1.1 技術経営 (MOT) とは何か
 1.2 研究開発戦略とは何か
 1.3 研究開発マネジメントとは何か
 1.4 企業モデルに必要な3つの研究開発指針
 1.5 新しい時代の特殊性---AI・IoT・Big Data---と研究開発マネジメント

●Session I 研究開発マネジメントの概要

2. 研究開発マネジメントの手法
 2.1 事業の本質的な流れと研究開発マネジメント
 2.2 研究開発活動の経済性:「規模の経済」と「規模の不経済」
 2.3 時代の変遷と研究開発・設計モデルの世代
 2.4 新しい共有価値を創造する研究開発
 2.5 技術のS字成長曲線と製品ライフサイクル

3. 研究開発マネジメントの組織
 3.1 研究開発マネジメントに求められるもの
 3.2 研究開発の5世代性
 3.3 研究開発組織論
 3.4 研究開発組織の運用
 3.5 研究開発マネジメントにおける能力

4. 技術開発と研究開発戦略
 4.1 技術とは何か
 4.2 技術と製品アーキテクチュア
 4.3 技術とコモディティ化
 4.4 技術と顧客の求める価値
 4.5 技術戦略のタイプと研究開発戦略との相関性
 4.6 産業別の研究開発戦略

●Session II 研究開発の提案と実践

5. 技術ロードマッピング
 5.1 VUCAの時代とは何か
 5.2 予測方法論
 5.3 統計学を用いた市場予測
 5.4 市場予測からみる技術ロードマッピング
 5.5 技術ロードマップ作成のための情報収集方法

6. 研究開発プロジェクトと具体的計画策定手法,その選択と評価手法
 6.1 研究開発プロジェクトの着手前に考えること:システムのありかた
 6.2 収益論理の構造
 6.3 研究開発の活動分析
 6.4 経営戦略・事業計画からみる研究開発戦略と研究開発テーマの選定
 6.5 研究開発テーマの分類と税務上の留意事項:基礎研究,応用研究,事業化研究
 6.6 研究開発の生産性とは何か
 6.7 研究開発の生産性向上の施策
 6.8 代表的な研究開発テーマ・評価タイミングと形骸化しない工夫
 6.9 研究開発企画書のあり方
 6.10 目標に対しての優先順位
 6.11 高付加価値型の研究開発
 6.12 研究開発テーマの進捗管理

7. ポートフォリオマネジメントと知的財産戦略
 7.1 ビジネスポートフォリオによる業務の見える化
 7.2 ポートフォリオマネジメントの展開
 7.3 商品化までの研究開発マネジメントの効率化
 7.4 知的財産戦略論:特許出願・権利化の意義とその戦略
 7.5 知的財産 (特許・意匠) から見る研究開発マネジメント
 7.6 OODAループ方法論
 7.7 研究開発におけるアライアンスと法務の基礎

●Session III 研究開発の投資,組織と人材育成

8. 創造力の本質
 8.1 商品開発におけるアイデアの漏斗とブレインストーミング
 8.2 発想と研究開発テーマ化
 8.3 発想の源泉ときっかけ
 8.4 科学的思考法の本質:帰納,演繹,アブダクション
 8.5 発想に対する研究開発マネジメントの重要性
 8.6 創造力とは
 8.7 情報の粘着性

9. 研究開発投資における組織と人材育成
 9.1 研究開発投資:研究開発リソースの動員と最適配置
 9.2 製品ライフサイクル,ビジネスモデルからみる研究開発投資の判断ポイント
 9.3 研究開発とそれを左右するDefectors
 9.4 研究開発組織能力の強化
 9.5 人材育成:動機づけの古典的理論
 9.6 研究開発における動機づけ

10. 研究開発ファイナンス
 10.1 研究開発マネジメントとファイナンス
 10.2 会計
 10.3 財務
 10.4 市場と投資回収予測をもとにした研究開発判断
 10.5 想定市場サイズ (TAM) の試算法

11. 研究開発者の倫理
 11.1 研究倫理とは何か
 11.2 科学技術の姿と研究開発
 11.3 研究開発マネジメントに求められる研究倫理と技術者倫理
 11.4 研究開発マネジメントにおける倫理の姿

●Session IV 研究開発の長期ビジョン

12. イノベーションの創出とマネジメント
 12.1 イノベーションと長期戦略・新商品開発
 12.2 イノベーションマネジメントのあり方
 12.3 イノベーションの比較:オープンとクローズド
 12.4 イノベーションを基軸とした新商品開発の理想的なサイクル
 12.5 AI活用イノベーションの新しい波