シリーズ: シリーズ朝倉〈言語の可能性〉 1
言語学の領域I
A5/292ページ/2009年03月30日
ISBN978-4-254-51561-9 C3381
定価4,180円(本体3,800円+税)
中島平三 監修・編
教科・科目 : 人文・社会科学
※現在、弊社サイトからの直販にはお届けまでお時間がかかりますこと、ご了承お願いいたします。
言語学の中核的領域である言語の音,語句の構成,それに内在する規則性や体系性を明らかにし,研究成果と課題を解説。〔内容〕総論/音声学/音韻論/形態論/統語論/語彙論/極小主義/認知文法/構文文法/機能統語論/今後の可能性
執筆者一覧
【監修者】 中島平三 【第1巻編集者】 中島平三 【執筆者】 中島平三,福盛貴弘,窪薗晴夫,竝木崇康,田子内健介,外池滋生,野村益寛,児玉一宏,影山太郎,高見健一 (執筆順)
目次
1. 総 論 言語研究は何を明らかにしようとしているのか ことばは単位の組み合わせ ことばは形式による意味の表象作用である まとめ
2. 音 声 学 音声学とは 音声学の分野 調音音声学 IPA 音響音声学 聴覚音声学 実験音声学 音声学の今後
3. 音 韻 論 音韻論とは 音韻論と一般化 アクセント イントネーション 生成音韻論と最適性理論
4. 形 態 論 形態論(morphology)とは 派生形態論の主な仕組みとは 右側主要部の規則とは 派生と複合以外の語形成の仕組みは 派生形態論の研究の具体例 レベル順序付けの仮説とは 語形成で生じた語は統語的な環境でどう振舞うか 分散形態論とは
5. 統 語 論 統語論とは何か 統語法をどのようにして探るか 生成規則はどのような形で記述されるか 生成規則をさらに洗練する 「移動」現象をどう扱うか 統語法は言語体系の中でどのような役割を果たすか
6. ミニマリスト・プログラム はじめに 出現の背景 ミニマリスト・プログラムにおける文法モデル ミニマリスト・プログラムの発展と諸条件の浮沈 位相単位の派生(derivation by phase) 今後の課題
7. 認知文法 認知言語学の特徴 認知文法の骨格 認知文法の学説史的位置づけ
8. 構文文法 はじめに 「構文文法」誕生の背景 構文文法の基本的な考え方 動詞と構文の相互作用 結語にかえて─構文文法の可能性を探る
9. 語彙意味論 語彙意味論とは 言語の意味と実世界の知識 クオリア構造と名詞の意味 出来事の性質と動詞の意味構造 主題関係・語彙的アスペクト・行為連鎖を統合した語彙概念構造 語彙概念構造とクオリア構造を一体化した語彙意味表示 語彙概念構造と語形成 構文交替と項の具体化 まとめ
10. 機能的構文論 言語研究の2つの立場 機能的構文論とは 用いられる概念と扱われる言語事象 分析の具体例─動詞句削除
11. 言語学の可能性 言語研究の領域拡大 言語研究を真に科学にする ことばの進化を考える まとめ
索 引
|
|
|