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最終更新日:2020.12.01

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シリーズ: 郷土史大系

生産・流通 (上) ―農業・林業・水産業―

生産・流通

B5/484ページ/2020年10月01日
ISBN978-4-254-53573-0 C3321
定価17,600円(本体16,000円+税)

阿部猛 ・落合功 ・谷本雅之 ・浅井良夫 編

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紀伊國屋書店 旭屋倶楽部 東京都書店案内

ささまざまな生産業・流通業が,どのような土地で生まれ,どのように発展していったのかを地域の事例で語る「新しい郷土史」。主に農林水産業を紹介。〔内容〕米/麦/蔬菜/果樹/麻/藍/馬と牛/林業/三大漁業/養殖漁業/他

編集部から

ご推薦をいただきました!

◎石井寛治(東京大学名誉教授)
 「郷土史研究の新段階への基礎」
 20世紀末から急速に進むグローバリゼーションの下で、日本経済の大都市集中と農山漁村の過疎化が危惧されている。『郷土史大系』全10巻のうち今回刊行される『生産・流通』の上下2巻は、かつての地方史研究協議会編『日本産業史大系』(1959-1961 年)が、前近代中心だったのに対して、近代社会を含む多様な産業の発展を膨大な研究蓄積を踏まえて新たな角度から跡付けたものである。日本産業革命や高度経済成長の研究の主流が、民衆を如何に巻き込んで資本制生産を発展させたかというr上から」の目線で行われてきたとすれば郷土史の役割は、そもそも産業革命や高度経済成長なるものが、民衆の労働と生活にとって、如何なるものであったかを、その構造的条件とともにいわばr下から」明らかにすることであり、本書は研究者の座右に置かれることによって、そうした郷土史研究の新段階の基礎となるであろう。

◎坂根嘉弘(広島修道大学教授・広島大学名誉教授)
 「全産業史の最前線の研究成果を解説」
 『郷土史大系掘Ν検\源此ξ通』は産業史の巻である。その特徴は,古代から現代までの第一次産業・第二次産業・第三次産業を網羅的に記述対象にしていることである。生産だけではなく流通も視野に入っている。農耕儀礼など民俗分野も扱われており,この網羅性は全体を貫いている。その多様な分野を第一線の研究者が執筆している。対象分野や執筆者をみると,近年の研究動向を踏まえていることは明らかである。読者は,本書により産業史の最前線の研究成果を享受することができるだろう。
 編者の思いは,それぞれの産業の固有性を尊重し,それらを可能な限り具体的に記述することであろう。この姿勢から思い浮かぶのは,地方史研究協議会編『日本産業史大系』全8巻である。現在でも参照される名著である。『日本産業史大系』の時代と比べると,対象となる産業分野の幅は大きく広がり,それぞれの研究は深化している。今回の『郷土史大系』掘Ν犬,これに比肩しうる名著になることを期待している。

目次

I 農業
総論 〔渡辺 新〕
1. 農業経営形態の変遷
1.1 総説 〔渡辺 新〕
1.2 古代の農業
■縄文時代の植物利用 〔渡辺 新〕
■稲作の始まり
■開発の伝承 〔阿部 猛〕
■律令下の農制
1.3 中世の農業 〔鈴木 哲雄〕
1.4 近世の農業 〔落合 功〕
1.5 近代の農業 〔渡辺 新〕
1.6 現代の農業
1.7 農事暦
2. 穀作農業
2.1 総説 〔渡辺 新〕
■コメと水田
■コムギ栽培と輸入
■トウモロコシ作の変化
2.2 米作の生産
■耕地の形状 〔渡辺 新〕
■水利
■農具の変遷 〔大豆生田 稔〕
■使用する意味での肥料の変遷
■品種改良
■知識の普及 〔渡辺 新〕
2.3 コメの流通と政策
■古代 〔渡邊 誠〕
■中世 〔千枝 大志〕
■近世 〔落合 功〕
■近代
米の流通 〔大豆生田 稔〕
米穀政策 〔渡辺 新〕
■現代 〔渡辺 新〕
2.4 穀物生産
■麦 〔大豆生田 稔〕
■雑穀 〔渡辺 新〕
■イモ類 〔落合 功〕
■救荒作物
3. 食料用作物
3.1 総説 〔渡辺 新〕
3.2 蔬菜
3.3 果樹 〔落合 功〕
3.4 マメ類 〔渡辺 新〕
3.5 茶 〔菊地 悠介〕
3.6 たばこ 〔鎮目 良文〕
3.7 砂糖 〔落合 功〕
3.8 花卉栽培 〔井上 拓巳〕
4. 非食料用作物
4.1 総説 〔落合 功〕
4.2 衣料用
■麻 〔水林 純〕
■室町、戦国期における木綿普及
■木綿の産地と銘柄
■綿作技術の展開 〔夏目 琢史〕
■古代、中世の養蚕 〔松本 尚之〕
■桑 〔渡辺 新〕
■養蚕技術
■青苧 〔落合 功〕
■亜麻
4.3 染料用
■藍 〔佐藤 正志〕
■紅花 〔落合 功〕
■茜
■漆〕
4.4 燈火用 〔落合 功〕
4.5 その他
5. 畜産・酪農
5.1 総説 〔渡辺 新〕
5.2 馬と牛
■古代の官牧 〔佐藤 健太郎〕
■馬・牛による運搬
■軍馬の育成(軍馬補充部) 〔大瀧 真俊〕
■牧場
■競走馬生産
■牛肉、馬肉、猪肉 〔高田 勝〕
5.3 養鶏 〔渡辺 新〕
5.4 養豚
5.5 その他

II 林業
総論 〔脇野 博〕
1. 山林経営 〔脇野 博〕
1.1 総説
1.2 古代・中世の都市、寺社の造営と材木
■材木の需要
■材木の産地
■伐採と搬出
■材木の売買
■山林保護・造林
1.3 近世の山林
■幕府・藩の山
■村・百姓の山林
■材木需要
■材木の種類
■材木の産地
■伐採と搬出
■材木の売買
■山林保護・造林
1.4 近代の山林
■国有林
■公有林・民有林
■山林の機能
■材木の需要と種類
■材木の産地
■伐採と搬出
■材木市場
■山林地主と森林組合
■植林と山林の保護
■竹
1.5 現代の山林
■国有林経営
■民有林経営
■山林の荒廃
■世界の森林資源と国内山林
2. 製炭業 〔芳賀 和樹〕
■炭の種類・製法
■炭の用途と産地
3. 樟脳 〔芳賀 和樹〕
■製法の変遷
■近世の樟脳産地
■近代の樟脳生産と専売制

III 水産業
総論 〔伊藤 康宏〕
1. 漁業
1.1 総説
■近世の漁業 〔田島 佳也〕
■近代水産業の総説 〔伊藤 康宏〕
1.2 古代・中世の漁業
■古代の漁業 〔盛本 昌広〕
■中世の漁業
■水産物の流通
■美物 〔春田 直紀〕
1.3 近世の漁業
■漁村と漁業権、紛争 〔中村 只吾〕
■漁業慣行と漁民民俗
船霊 〔中野 泰〕
大漁の祝い 〔川島 秀一〕
■漁業
三大漁業
 鮪漁業 〔橋村 修〕
 鰯漁業 〔高橋 周〕
 鰊漁業 〔長澤 政之〕
有名漁業
 鮭漁業 〔高橋 美貴〕
 鰹漁業 〔川島 秀一〕
 鰤漁業―越中氷見浦と灘浦の鰤網漁 〔小境 卓治〕
 鯛漁業 〔定兼 学〕
 鱈漁業 〔中野 泰〕
 鯔漁業 〔橋村 修〕
 シイラ漁業 〔橋村 修〕
 海獣漁業 〔末田 智樹〕
俵物生産漁業 〔田島 佳也〕
養殖漁業 〔出口 宏幸〕
内水面漁業、宍道湖漁業 〔伊藤 康宏〕
琵琶湖漁業 〔鎌谷 かおる〕
■水産物流通
日本橋魚市場、雑喉場魚市場、京都魚市場 〔東 幸代〕
干鰯問屋・干鰯市場 〔高橋 周〕
1.4 近代の漁業
■水産制度・政策
明治前期の漁政 〔伊藤 康宏〕
水産資源保護 〔高橋 美貴〕
遠洋漁業奨励政策 〔佐々木 貴文〕
明治漁業法 〔小岩 信竹〕
水産試験場 〔佐々木 貴文〕
水産教育機関
漁村経済更生
■沿岸漁業と内地沖合漁業
沿岸漁業・養殖業 〔伊藤 康宏〕
改良揚繰網(九十九里)〔松浦 眞二〕
カツオ・マグロ漁業―焼津 〔大海原 宏〕
機船底曳網漁業 〔片岡 千賀之〕
トロール漁業
■外地遠洋漁業・捕鯨業
北洋漁業 〔小岩 信竹〕
朝鮮漁業 〔藤井 賢二〕
南洋漁業 〔片岡 千賀之〕
捕鯨業〔今川 恵〕
■水産会社・団体
水産会社 〔足立 泰紀〕
林兼商店
大日本水産会と『水産界』 〔小岩 信竹〕
漁業組合 〔伊藤 康宏〕
■水産関連分野 〔河原 典史〕
水産加工業
1.5 現代の漁業
■水産政策 〔小野 征一郎〕
漁業制度改革
沿岸漁業等振興法
水産政策の転換
水産基本法
漁業制度資料 〔越智 信也〕
■漁業生産と経営 〔長谷川 健二〕
■生産団体・関連会社 〔大海原 宏〕
■水産物加工・流通・消費・貿易
水産物流通 〔中居 裕〕
水産物消費 〔板倉 信明〕
水産物貿易
水産加工業 〔中居 裕〕
戦後の漁業展開を支えた漁業技術と関連業界 〔板倉 信明〕
■漁業被害・漁民運動・漁村文化
水爆実験と第五福竜丸 〔大海原 宏〕
漁民闘争・運動 〔森脇 孝広〕
漁村文化 〔松浦 勉〕
■国際漁業
二国間漁業協定 〔片岡千賀之〕
国際捕鯨委員会(IWC) 〔小野 征一郎〕
国連海洋法会議と200カイリ体制 〔片岡 千賀之〕
国際的漁業管理 〔小野征一郎〕
日本の水産技術協力と動向 〔山尾 政博〕
2. 製塩業 〔落合 功〕
2.1 総説
2.2 古代の製塩業
2.3 中世の製塩業
2.4 近世の製塩業
2.5 近代の製塩業
2.6 現代の製塩業