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最終更新日:2020.12.01

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シリーズ: 講座日本民俗学 1

方法と課題

方法と課題

A5/244ページ/2020年11月01日
ISBN978-4-254-53581-5 C3321
定価3,960円(本体3,600円+税)

小川直之 ・新谷尚紀 編

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紀伊國屋書店 旭屋倶楽部 東京都書店案内

〔内容〕歴史(日本民俗学の成立)/方法(民俗伝承学と比較研究法,文献・図像・フィールドワーク,民具,民俗誌)/現在的課題(高度経済成長,自然環境,社会変容,移住者,学校教育)/社会貢献(博物館,文化財保護,地域活性化)

編集部から

〇シリーズ全6巻予定

〇シリーズ編集
小川直之 國學院大學文学部教授
新谷尚紀 国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学名誉教授
関沢まゆみ 国立歴史民俗博物館研究部教授
俵木 悟 成城大学文芸学部教授

〇本講座のねらい
●柳田國男が民俗伝承学として日本で創生した民俗学の、独創的で基本的な視点と方法である比較研究法の重要性と有効性を再確認する。
●日本の農山漁村や町場や都市の生活の変貌をふまえ、平準化が進む中で多様な列島の生活文化をみてきた民俗学の、具体的なフィールド・データの蒐集とその分析にもとづく学問としての冷静な見識を示す。
●隣接する文化人類学や社会学や歴史学の成果も含め、日本民俗学がこれまで蓄積できてきた研究実績を整理し直すことによって、何が明らかにされ、何が明らかにされていないか、それぞれの研究テーマについての日本民俗学の現在の研究水準を広く社会に発信するとともに、次世代の民俗学研究者に継承する。

○本巻について
日本民俗学の歴史を捉えなおし,
その独自性と独創性を再確認することによって,
民俗学の課題と方法の再検討と構築をめざすことを提唱する。

目次

第1章 日本民俗学の歴史
1.1 紀行・国学から「郷土研究」へ 〔小川直之〕
 1.1.1 日本民俗学史への視点
 1.1.2 「紀行文」から「諸国風俗問状」へ
 1.1.3 人類学から「郷土」研究へ
1.2 民俗学の体系化への歩み
 1.2.1 南方・沖縄への関心
 1.2.2 新たな研究発信
1.3 民俗学の成立
 1.3.1 柳田國男と折口信夫の民俗学
 1.3.2 民間伝承の会と『民間伝承』
 1.3.3 多様な研究の進展
1.4 日本民俗学の戦中戦後史から現代史へ 〔新谷尚紀〕
 1.4.1 戦時下の民俗学
 1.4.2 戦後民俗学の動向
 1.4.3 柳田の方法論の否定とその後

第2章 民俗学の方法
2.1 民俗伝承学と比較研究法 〔新谷尚紀〕
 2.1.1 民俗学は,民間伝承traditions populaires学,民俗伝承学である
 2.1.2 比較研究法の活用の研究実践例
 2.1.3 おわりに
2.2 文献・図像とフィールドワーク 〔武井基晃〕
 2.2.1 民俗学の対象としてのリテラシー
 2.2.2 文献のフィールドワークと民俗書記
 2.2.3 図像のフィールドワークと民俗描画
2.3 「民具」と「技術」 〔渡辺三四一〕
 2.3.1 「民具」の誕生─その成立と研究意図─
 2.3.2 民具論の展開─作る技術・使う技術─
 2.3.3 民具と技術─道具の使用とその効果─
 2.3.4 おわりに─民具研究の現在─
2.4 民俗誌の叙述と地域研究 〔加藤幸治〕
 2.4.1 民俗誌の意義
 2.4.2 民俗誌の不可能性
 2.4.3 民俗誌の萌芽
 2.4.4 民俗誌の成長
 2.4.5 民俗誌の拡張
 2.4.6 民俗誌の再生産
 2.4.7 民俗誌のこれから

第3章 民俗学の現在的課題
3.1 高度経済成長と民俗 〔関沢まゆみ〕
 3.1.1 歴史学の研究
 3.1.2 民俗学における高度経済成長の研究
 3.1.3 生活変化の中にも伝承力
3.2 自然環境と民俗 〔藤井弘章〕
 3.2.1 自然環境に対する民俗的なまなざし
 3.2.2 環境民俗論の萌芽
 3.2.3 環境民俗論の成立
 3.2.4 環境民俗論の展開
 3.2.5 環境民俗論の可能性
3.3 社会変容と民俗 〔中野紀和〕
 3.3.1 民俗学全体の課題として
 3.3.2 現代社会と民俗
 3.3.3 「近代」をめぐる議論
 3.3.4 集団と個人
 3.3.5 2020年の現在から
3.4 引揚者と在日の民俗 〔島村恭則〕
 3.4.1 「民族」から民俗集団へ
 3.4.2 引揚者の民俗
 3.4.3 在日の民俗

第4章 民俗学と社会貢献
4.1 民俗学と学校教育 〔伊藤純郎〕
 4.1.1 郷土誌編纂事業
 4.1.2 郷土教育運動
 4.1.3 社会科教育における柳田国男と日本民俗会
4.2 博物館と民俗学 〔内田幸彦〕
 4.2.1 博物館とは
 4.2.2 民俗系博物館の歴史─アチックミューゼアムから国立民族学博物館へ─
 4.2.3 民俗資料とは
 4.2.4 民俗展示とは
 4.2.5 学芸員と調査研究
 4.2.6 災害と博物館
 4.2.7 近現代生活誌展示と民俗学
 4.2.8 おわりに
4.3 文化財保護と民俗学 〔石垣 悟〕
 4.3.1 文化財とは
 4.3.2 民俗文化財の保護手法
 4.3.3 民俗資料の誕生と民俗学
 4.3.4 民俗資料の特色と本質
 4.3.5 民俗学の成果と保護行政
 4.3.6 日本からの視座
 4.3.7 地域からの視座
 4.3.8 民俗資料から民俗文化財へ
 4.3.9 有形の民俗文化財の指定と固定
 4.3.10 無形の民俗文化財の指定と選択
 4.3.11 無形の民俗文化財の指定制度導入と民俗学
 4.3.12 保護行政の客体化
 4.3.13 民俗芸能の憂鬱
 4.3.14 民俗学と保護行政の乖離
 4.3.15 16年改正をめぐって
 4.3.16 無形文化遺産保護条約と保護行政
 4.3.17 活用へ傾倒する保護行政
 4.3.18 改めて民俗文化財の保護とは
 4.3.19 改めて民俗文化財の保護とは
4.4 地域社会と民俗学 〔俵木 悟〕
 4.4.1 「地域活性化」で生き残る?
 4.4.2 早川孝太郎の農村更生と,その挫折
 4.4.3 宮本常一の実践的文化運動と,その限界
 4.4.4 一村一品運動からふるさと創生へ
 4.4.5 「ふるさと」資源の開発から距離を置いて

索引