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眠りを科学する
井上 昌次郎(著)
内容紹介
眠り(睡眠)を正しく理解するためその本質を丁寧に解説。〔内容〕睡眠論のあらまし/睡眠と覚醒はいつ芽生えるか/二種類の脳波睡眠/生物はどのように眠るか/睡眠が乱れるとどうなるか/眠りは人生を豊かにする/睡眠とうまく付き合う/他。
編集部から
【書評】
「老年精神医学雑誌 2007年4月号」(ワールドプランニング)の「書評」欄で、
池田学氏により「・・・本書は,睡眠を科学的に基礎から学んでみたいと思われている方々には必読の入門書である。昨今はやりの睡眠時無呼吸症候群やその検査方法の詳しい説明はほとんどなく,著者が撮りためたものと思われるさまざまな生物の睡眠時の写真や豊富な挿絵と漫画の引用は,楽しく眠りの科学の世界に誘ってくれるであろう。・・・」と、ご紹介いただきました。
目次
1. 睡眠とはなにか
─その探究の軌跡─
a. 睡眠論のあらまし
b. 年代別にみた睡眠論の変遷
2. 睡眠は大脳を創る
a. 睡眠と覚醒はいつ芽生えるのか
―睡眠の個体発生―
b. 睡眠はどのように表出されるのか
─2種類の脳波睡眠─
3. 大脳は睡眠を創る
a. 生き物はなぜ眠るようになったのか
―睡眠の系統発生―
b. 動物たちはどのように眠っているのか
―生態系との適応―
4. 睡眠は大脳を守る
―眠りのメカニズムと役割―
a. 睡眠が乱れるとどうなるのか
b. 睡眠はどのように脳内で調節されるのか
―概日リズムとホメオスタシス―
c. 睡眠はどのように大脳を守っているのか
―脳細胞の解毒と生体の防御―
5. 睡眠は大脳を賢くする
a. 眠りは人生を豊かにする
b. 眠りはなぜこんなにも変わりやすいのか
─ヒトの睡眠の特殊性と多様性─
c. 睡眠とうまくつきあう
―現代社会の快眠術―
d. 睡眠研究を振興しよう
―睡眠の啓蒙と睡眠学の育成―
索 引