医学統計学シリーズ 4 メタ・アナリシス入門 ―エビデンスの統合をめざす統計手法―

丹後 俊郎(著)

丹後 俊郎(著)

定価 4,400 円(本体 4,000 円+税)

A5判/232ページ
刊行日:2002年04月10日
ISBN:978-4-254-12754-6 C3341

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内容紹介

独立して行われた研究を要約・統合する統計解析手法を平易に紹介する初の書〔内容〕歴史と関連分野/基礎/代表的な方法/Heterogenietyの検討/Publication biasへの挑戦/診断検査とROC曲線/外国臨床試験成績の日本への外挿/統計理論

目次

1. メタ・アナリシスの歴史と関連分野
 1.1 歴 史
 1.2 心筋梗塞後の2次予防へのβブロッカー
 1.3 早期乳がんの術後のAdjuvant tamoxifen治療
 1.4 Josebh Lauの累積メタ・アナリシス
 1.5 RCT-無作為化比較試験
 1.6 NNT-治療に必要な患者数
 1.7 無作為割り付けができないリスク評価の疫学研究
 1.8 コクラン共同計画
 1.9 一人一人の患者データを利用するメタ・アナリシス
 1.10 システマティック・レビュー
 1.11 Evidence-based medicine
 1.12 日本の事情
2. メタ・アナリシスの基礎
 2.1 データを統合するとは?
 2.2 代表的な統計モデル
 2.3 比較指標の選び方
 2.4 論文の検索と選択バイアス
3. メタ・アナリシスの代表的な方法
 3.1 2×2分割表
 3・2 平均値と標準偏差
4. メタ・アナリシスのその他の方法
 4・1 生存時間
 4・2 相関係数
 4・3 信頼区間を利用する方法
 4・4 P値を統合する方法
 4.5 P値から推定値を再現する方法
5. Heterogenietyの検討
 5.1 より柔軟な変量モデル-制限付き最尤推定量
 5.2 超パラメータも変量と考えるBayesianモデル
 5.3 変量モデルの解析例
 5.4 感度分析・メタ回帰分析
6. Publication biasへの挑戦
 6.1 公表バイアスの検出
 6・2 File-drawer problem
 6.3 公表バイアスの調整-選択モデル
 6.4 公表バイアスの調整-対称なfunnel plotの再生
7. トピックス:診断検査とROC曲線
 7.1 カットオフ値と検査特性
 7.2 カットオフ値の推定
 7.3 ROC曲線
 7.4 統合ROC曲線の推定
8. トピックス:外国臨床試験成績の日本への外挿-ブリッジング試験
 8.1 内因性・外因性民族的要因
 8.2 用量反応パターンの類似性
 8.3 プロトコール
 8.4 実 例
9. メタ・アナリシスの統計理論
 9.1 漸近的正規近似に基づく方法
 9.2 エフィシェント・スコアを利用した方法
 9.3 最尤推定法
 9.4 Mantel-Haenszelの方法
10. 付録
 10.1 診療ガイドラインの作成の手順
 10.2 S-Plusプログラム他
11. 文 献
12. 索 引

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