BOOK SEARCH
医学統計学シリーズ 4 メタ・アナリシス入門 ―エビデンスの統合をめざす統計手法―
丹後 俊郎(著)
ネット書店で購入する amazon e-hon 紀伊國屋書店 honto Honya Club Rakutenブックス くまざわ書店
書店の店頭在庫を確認する 紀伊國屋書店
内容紹介
独立して行われた研究を要約・統合する統計解析手法を平易に紹介する初の書〔内容〕歴史と関連分野/基礎/代表的な方法/Heterogenietyの検討/Publication biasへの挑戦/診断検査とROC曲線/外国臨床試験成績の日本への外挿/統計理論
編集部から
医学統計学シリーズ・ラインナップ (2015年11月現在、既刊10点 各A5判上製)
統計学のセンス―デザインする視点・データを見る目― 丹後俊郎 著
統計モデル入門 丹後俊郎 著
Cox比例ハザードモデル 中村剛 著
メタ・アナリシス入門 ―エビデンスの統合をめざす統計手法― 丹後俊郎 著
無作為化比較試験―デザインと統計解析― 丹後俊郎 著
医薬開発のための 臨床試験の計画と解析 上坂浩之 著
空間疫学への招待―疾病地図と疾病集積性を中心として― 丹後俊郎・横山徹爾・髙橋邦彦 著
統計解析の英語表現 ―学会発表,論文作成へ向けて― 丹後俊郎・Taeko Becque 著
ベイジアン統計解析の実際 ―WinBUGSを利用して― 丹後俊郎・Taeko Becque 著
経時的繰り返し測定デザイン―治療効果を評価する混合効果モデルとその周辺― 丹後俊郎 著
目次
1. メタ・アナリシスの歴史と関連分野
1.1 歴 史
1.2 心筋梗塞後の2次予防へのβブロッカー
1.3 早期乳がんの術後のAdjuvant tamoxifen治療
1.4 Josebh Lauの累積メタ・アナリシス
1.5 RCT-無作為化比較試験
1.6 NNT-治療に必要な患者数
1.7 無作為割り付けができないリスク評価の疫学研究
1.8 コクラン共同計画
1.9 一人一人の患者データを利用するメタ・アナリシス
1.10 システマティック・レビュー
1.11 Evidence-based medicine
1.12 日本の事情
2. メタ・アナリシスの基礎
2.1 データを統合するとは?
2.2 代表的な統計モデル
2.3 比較指標の選び方
2.4 論文の検索と選択バイアス
3. メタ・アナリシスの代表的な方法
3.1 2×2分割表
3・2 平均値と標準偏差
4. メタ・アナリシスのその他の方法
4・1 生存時間
4・2 相関係数
4・3 信頼区間を利用する方法
4・4 P値を統合する方法
4.5 P値から推定値を再現する方法
5. Heterogenietyの検討
5.1 より柔軟な変量モデル-制限付き最尤推定量
5.2 超パラメータも変量と考えるBayesianモデル
5.3 変量モデルの解析例
5.4 感度分析・メタ回帰分析
6. Publication biasへの挑戦
6.1 公表バイアスの検出
6・2 File-drawer problem
6.3 公表バイアスの調整-選択モデル
6.4 公表バイアスの調整-対称なfunnel plotの再生
7. トピックス:診断検査とROC曲線
7.1 カットオフ値と検査特性
7.2 カットオフ値の推定
7.3 ROC曲線
7.4 統合ROC曲線の推定
8. トピックス:外国臨床試験成績の日本への外挿-ブリッジング試験
8.1 内因性・外因性民族的要因
8.2 用量反応パターンの類似性
8.3 プロトコール
8.4 実 例
9. メタ・アナリシスの統計理論
9.1 漸近的正規近似に基づく方法
9.2 エフィシェント・スコアを利用した方法
9.3 最尤推定法
9.4 Mantel-Haenszelの方法
10. 付録
10.1 診療ガイドラインの作成の手順
10.2 S-Plusプログラム他
11. 文 献
12. 索 引