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内容紹介
初学者を対象とする教科書。湿式化学分析と機器分析とのバランスに配慮し,生物学的分析にも触れる。〔内容〕容量分析/重量分析/液─液抽出/固相抽出/クロマトグラフィーと電気泳動/光分析/電気化学分析/生物学的分析
編集部から
目次
はじめに
第1章 分析化学の基礎知識
1.1 分析化学とは
1.2 定量分析の手順
1.2.1 分析法の選択
1.2.2 試料の採取と調製
1.2.3 試料の溶解・分解
1.2.4 目的成分の前分離・濃縮
1.2.5 目的成分の測定
1.2.6 濃度計算および結果の評価
1.3 単位と物理量
1.4 溶液の濃度
1.4.1 モル濃度
1.4.2 質量モル濃度
1.4.3 モル分率
1.4.4 質量パーセント
1.4.5 超微量物質の濃度を表すのに用いられる質量分率の慣用単位
1.4.6 容量パーセント
1.4.7 質量/ 容量パーセント
1.4.8 対数(指数)表示
1.5 分析データの評価
1.5.1 平均
1.5.2 標本標準偏差
1.5.3 母標準偏差
1.5.4 有効数字と数値の丸め方
1.5.5 異常値の棄却検定
第2章 容量分析
2.1 酸塩基滴定
2.1.1 酸・塩基の概念
2.1.2 酸・塩基の解離平衡とpH
2.1.3 緩衝液
2.1.4 多塩基酸と多酸塩基
2.1.5 酸塩基滴定と酸塩基指示薬
2.2 酸化還元滴定
2.2.1 酸化還元反応
2.2.2 酸化還元滴定と滴定曲線
2.2.3 代表的な酸化還元滴定
2.3 沈殿滴定
2.3.1 溶解度と溶解度積
2.3.2 分別沈殿
2.3.3 滴定曲線
2.3.4 終点の決定
2.4 キレート滴定
2.4.1 錯生成反応とLewis の酸塩基概念
2.4.2 キレートとキレート効果
2.4.3 キレート滴定とEDTA
2.4.4 当量点決定と金属指示薬
2.4.5 特殊な滴定法
第3章 重量分析
3.1 重量分析とは
3.2 沈殿の生成と性質
3.2.1 沈殿の生成と成長
3.2.2 沈殿の熟成
3.2.3 沈殿の汚染
3.2.4 沈殿生成に影響を及ぼす因子
3.2.5 均一沈殿法
3.3 重量分析の操作
3.3.1 溶液の調製
3.3.2 沈殿の生成と熟成
3.3.3 沈殿のろ過と洗浄
3.3.4 強熱・乾燥
3.3.5 秤量
3.3.6 計算
第4章 液- 液抽出
4.1 2相間分配の法則
4.2 液-液抽出平衡
4.2.1 有機酸の抽出
4.2.2 金属キレートの抽出
4.2.3 イオン対の抽出
4.3 液-液抽出の操作とその関連技術
4.3.1 バッチ式抽出法
4.3.2 マスキング剤
4.3.3 協同効果
第5章 固相抽出
5.1 固相抽出とは
5.2 固相抽出の理論
5.3 固相の種類とその特性
5.3.1 疎水性相互作用を利用する固相抽出
5.3.2 極性相互作用を利用する固相抽出
5.3.3 イオン交換・キレート生成を利用する固相抽出
5.3.4 複合作用を利用する固相抽出
5.3.5 吸着作用を利用する固相抽出
5.3.6 固相基材の種類
5.3.7 固相の形状と固相抽出器の形状
5.4 固相抽出の操作
5.4.1 操作法の分類
5.4.2 基本操作
5.4.3 そのほかの操作
5.5 固相抽出の応用
5.5.1 水系試料
5.5.2 大気試料
5.5.3 油系試料
第6章 クロマトグラフィーと電気泳動
6.1 クロマトグラフィーの基礎
6.1.1 クロマトグラフィーの定義と原理
6.1.2 クロマトグラフィーの分類
6.1.3 クロマトグラフィーの理論
6.2 ガスクロマトグラフィー
6.2.1 装置構成
6.2.2 昇温分析
6.3 液体クロマトグラフィー
6.3.1 高速液体クロマトグラフィーの分離モード
6.3.2 高速液体クロマトグラフィーの装置構成
6.3.3 超高速液体クロマトグラフィー
6.3.4 キャピラリー液体クロマトグラフィー
6.4 キャピラリー電気泳動
6.4.1 電気泳動
6.4.2 電気浸透流
6.4.3 キャピラリーゾーン電気泳動
6.4.4 ミセル動電クロマトグラフィー
6.4.5 そのほかのキャピラリー電気泳動
第7章 光分析
7.1 光分析の基礎
7.1.1 光の性質
7.2 吸光光度分析
7.2.1 分子の光吸収
7.2.2 Lambert-Beer の法則
7.2.3 吸収曲線
7.2.4 吸光光度法のための機器
7.2.5 吸光光度法の応用
7.3 蛍光光度分析
7.3.1 蛍光分光光度計
7.3.2 蛍光強度
7.3.3 蛍光量子収率
7.3.4 蛍光光度定量法
7.4 原子スペクトル分析
7.4.1 原子吸光分析
7.4.2 フレーム分光分析
7.4.3 ICP 発光分析
第8章 電気化学分析
8.1 電極反応の基礎
8.1.1 電気二重層と電極反応
8.1.2 電子とイオンの電気化学ポテンシャル
8.1.3 平衡電極電位
8.1.4 物質移動過程と電荷移動過程
8.2 ボルタンメトリー
8.2.1 装置
8.2.2 電極
8.2.3 ポテンシャルステップ・クロノアンペロメトリー
8.2.4 サイクリックボルタンメトリー
8.3 バルク電解法
8.4 ポテンショメトリー
第9章 生物学的分析
9.1 バイオセンシング
9.2 バイオアッセイ
9.3 バイオイメージング
付 表
付表1 酸解離定数
付表2 弱塩基の解離定数
付表3 難溶性塩の溶解度積
付表4 標準酸化還元電位(vs. SHE)
付表5 金属イオンの錯生成定数(log b)
付表6 標準物質の例
索 引