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最終更新日:2019.11.08

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生き物と音の事典

生き物と音の事典

A5/464ページ/2019年11月01日
ISBN978-4-254-17167-9 C3545
定価16,500円(本体15,000円+税)

生物音響学会 編

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紀伊國屋書店 旭屋倶楽部 東京都書店案内

各項目1〜4頁の読み切り形式で解説する中項目事典。コウモリやイルカのエコーロケーション(音の反響で周囲の状況を把握),動物の鳴き声によるコミュニケーションなど,生物は様々な場面で音を活用している。個々の生物種の発声・聴覚のメカニズムから生態・進化的背景まで,生物と音のかかわりを幅広く取り上げる。[内容]生物音響一般/哺乳類1霊長類ほか/哺乳類2コウモリ/哺乳類3海洋生物/鳥類/両生爬虫類/魚類ほか/昆虫類ほか/比較アプローチ

編集部から

     *予価表示は消費税10%としております。

空気,もしくは何らかの媒体の振動――「音」を聞いたり,自ら音を発したりして,外界と情報をやりとりすることを音響コミュニケーションという.ほとんどすべての動植物は,何らかの形での音響コミュニケーションを行っている.
そうした音と生物との関係を研究する学問が生物音響学であり,その生物音響学に関する初の総合事典が本書である.
音や振動に関する基礎的な項目にはじまり,ヒトやコウモリ,鳥類などの陸上動物から,イルカや魚類などの水棲動物,さらには昆虫や植物まで,生物種ごとにさまざまなテーマを立てて,1ページから4ページで簡潔に解説.読みやすくかつ充実した知識が手に入る,この分野の必携書.

〈主な対象読者〉
・生物音響学,また生物学,音響科学にかかわる学生,研究者.
・聴覚・音響機器にかかわる企業や研究者.
・全国の公共図書館.

「生き物と音の事典」付録データはこちらからご覧いただけます

執筆者一覧

一般社団法人 生物音響学会
2014年に設立.ヒトと動物の聴覚研究を中心に,生理学から工学まで幅広い分野を包摂する.

編集委員
高梨琢磨(代表) 森林研究・整備機構 森林総合研究所
松尾行雄 東北学院大学教養学部
力丸 裕 南方科技大学・同志社大学名誉教授
宋 文杰 熊本大学大学院生命科学研究部
小池卓二 電気通信大学大学院情報理工学研究科
小田洋一 名古屋大学名誉教授
市川光太郎 京都大学フィールド科学教育研究センター
相馬雅代 北海道大学大学院理学研究院
関 義正 愛知大学文学部

目次

          (項目と著者)
第1章 生物音響一般
1-1 生物音響学とは 高梨琢磨・松尾行雄・関 義正
1-2 音の発生と伝播 舘野 高
1-3 音の速さと波長 蒔苗久則
1-4 超音波の性質 小泉憲裕
1-5 純音と複合音 舘野 高
1-6 ノイズ 松井利仁
1-7 音の形 西川 淳
1-8 周波数分析と波形合成 小池卓二
1-9 音の減衰と吸音 西村方孝
1-10 音の反射と音のインピーダンス 蒔苗久則
1-11 音の干渉 西村方孝
1-12 共振・共鳴 小池卓二
1-13 音の回折と屈折 西村方孝
1-14 ドップラー効果 坂本修一
1-15 音の方向知覚 堀川順生
1-16 インパルス応答とその応用 坂本修一
1-17 マスキング・カクテルパーティ効果 小野宗範
1-18 協和音と不協和音 小野宗範
1-19 フィルター 上田和夫

第2章 哺乳類1 霊長類ほか
2-1 ヒトの発声 軍司敦子
2-2 ヒトの聴覚 岡本秀彦
2-3 ヒトの周波数感度と可聴帯域 和田 仁
2-4 音楽・ピッチ感覚 古川茂人
2-5 絶対音感 津崎 実
2-6 ヒト言語の進化 香田啓貴
2-7 日本語と英語の音響学的特徴 荒井隆行
2-8 言語の理解に必要な音声情報 上田和夫
2-9 視聴覚情報統合 寺本 渉
2-10 音声による話者認識 西村方孝
2-11 外耳の形と働き(ヒト) 大谷 真
2-12 中耳の形と働き(ヒト) 小池卓二
2-13 内耳の形と働き(ヒト) 澤村晴志朗・日比野 浩
2-14 内有毛細胞 工藤 基
2-15 外有毛細胞 任 書晃
2-16 骨導 鷹合秀輝
2-17 耳音響放射 原田竜彦
2-18 耳小骨筋反射と内耳の保護 小池卓二
2-19 聴覚求心路と遠心路 伊藤哲史
2-20 聴神経における音声の符号化 宋 文杰
2-21 音の3要素関連情報の符号化 地本宗平
2-22 一次聴覚野細胞の持続性応答 地本宗平
2-23 音源定位の仕組み 古川茂人
2-24 大脳における音の分析 宋 文杰
2-25 言語野 宋 文杰
2-26 聴力検査 鷹合秀輝
2-27 胎児の聴力 松岡理奈
2-28 臨界帯域 上田和夫
2-29 難聴 鷹合秀輝
2-30 耳鳴とは:人と動物からの知見 松島純一
2-31 人工中耳 小池卓二
2-32 人工内耳 三輪 徹・蓑田涼生
2-33 精神疾患と聴覚 竹本 誠
2-34 主観音 岡本秀彦
2-35 聴覚神経回路の可塑性 塚野浩明
2-36 動物の可聴帯域 塚野浩明
2-37 動物の歌,ヒトの歌 白松(磯口)知世・高橋宏知
2-38 ネズミの声,ゾウの声 入江尚子
2-39 サルの音声コミュニケーション 香田啓貴
2-40 デグーの音声コミュニケーション 上北朋子・時本楠緒子
2-41 モグラの聴覚 工藤 基

第3章 哺乳類2 コウモリ
3-1 コウモリの発声 松村澄子
3-2 コウモリのエコーロケーション 力丸 裕
3-3 コウモリの可聴帯域と周波数感度 堀川順生
3-4 外耳の形と働き 松尾行雄
3-5 中耳の形と働き 枝松秀雄
3-6 内耳の形と働き 枝松秀雄
3-7 コウモリの脳幹の構造と働き 鎌田 勉
3-8 コウモリの大脳における音の分析 堀川順生
3-9 コウモリのコミュニケーション音 松村澄子
3-10 コウモリの運動と音声 鎌田 勉
3-11 CFコウモリとFMコウモリ 堀川順生
3-12 ドップラー・シフト補償とエコー振幅補償 力丸 裕
3-13 テレマイクによる音響計測 力丸 裕
3-14 マイクロフォンアレイを用いた屋外でのコウモリの行動計測 藤岡慧明
3-15 マイクロフォンアレイを用いた屋内でのコウモリの行動計測 松尾行雄
3-16 超音波を用いたコウモリの種同定 福井 大

第4章 哺乳類3 海洋生物
4-1 イルカの発声 松石 隆・黒田実加
4-2 イルカの聴覚 松石 隆・黒田実加
4-3 イルカのエコーロケーション 赤松友成
4-4 イルカのコミュニケーション 森阪匡通
4-5 エコーロケーション音の種間差異 亀山紗穂
4-6 イルカの奥行き知覚 松尾行雄
4-7 イルカにおける視覚と聴覚の密な関係 村山 司
4-8 イルカの行動と生態 中原史生
4-9 イルカのホイッスル 森阪匡通
4-10 イルカの音進化 森阪匡通
4-11 クジラの生態  大泉 宏・青木かがり
4-12 ヒゲクジラのソング 山田裕子
4-13 ジュゴンの鳴音 市川光太郎・菊池夢美
4-14 マナティーの鳴音 菊池夢美・市川光太郎
4-15 鰭脚類の鳴音 水口大輔
4-16 受動的音響探査とは 木村里子
4-17 音響バイオロギング 赤松友成

第5章 鳥類
5-1 鳴禽類の発声と発声学習 高橋美樹
5-2 発声学習しない鳥類の発声 戸張靖子
5-3 鳥類の聴覚神経系 加藤陽子
5-4 フクロウの音源定位 芦田 剛
5-5 鳥類の聴覚域(オージオグラム) 加藤陽子
5-6 歌学習と分子生物学 森 千紘
5-7 歌発達とその社会的側面 森 千紘・太田菜央
5-8 耳の形と働き 森 千紘
5-9 歌の認知と生成の神経機構 田中雅史
5-10 聴覚刺激の識別と選好性 加藤陽子
5-11 性淘汰と歌 相馬雅代
5-12 歌の地域差・方言・種分化 濱尾章二
5-13 都市騒音と歌 香川紘子
5-14 鳥類の非発声による発音 太田菜央・相馬雅代
5-15 年齢による歌の変化 太田菜央
5-16 音声による個体認知 近藤紀子
5-17 警戒声による情報伝達 鈴木俊貴
5-18 親子間コミュニケーション 相馬雅代
5-19 メスの歌と雌雄間コミュニケーション 太田菜央・相馬雅代
5-20 托卵鳥における音声コミュニケーション 田中啓太
5-21 歌学習の多様性 藤原宏子
5-22 鳴禽類と音楽 一方井祐子
5-23 オウム・インコの発声機構 佐藤亮平
5-24 鳥類発声の刺激性制御 関 義正
5-25 ヨウムのアレックス 山由美子
5-26 生物の音の分析に使われるソフトウェア 笹原和俊
5-27 オウム・インコのコール学習 藤原宏子・佐藤亮平
5-28 鳴禽類の発声学習によるコールの獲得 相馬雅代
5-29 さえずりと人間の文化 濱尾章二

第6章 両生爬虫類
6-1 両生爬虫類の聴覚 城野哲平
6-2 カエルの発声と運動神経 山口文子
6-3 カエルの音響コミュニケーションと進化 松井正文
6-4 コーラス 合原一究
6-5 カエルの超音波コミュニケーション 中野 亮
6-6 カエルのメスの発声 伊藤 真
6-7 ヤモリの音響コミュニケーション 城野哲平
6-8 恐竜の音声 西村 剛

第7章 魚類ほか
7-1 魚の聴覚 小田洋一
7-2 内耳の形 谷本昌志
7-3 魚の耳石 小田洋一
7-4 求心路と遠心路 杉原 泉・山本直之
7-5 内耳の形成過程 谷本昌志
7-6 有毛細胞の構造と働く仕組み 谷本昌志
7-7 魚の可聴帯域と周波数感度 杉原 泉
7-8 聴覚性逃避運動 小田洋一
7-9 魚の音源定位 小田洋一
7-10 魚の発音 宗宮弘明
7-11 鰾を用いた発音と音響特性 盒粁技
7-12 摩擦を用いた発音と音響特性 安間洋樹
7-13 イセエビの発音器官と音響特性 安間洋樹
7-14 魚の鳴音モニタリング 盒粁技
7-15 魚の鳴音コミュニケーション 宗宮弘明
7-16 側線器官の働きと形づくりの仕組み 和田浩則
7-17 側線感覚による行動 吉澤匡人

第8章 昆虫類ほか
8-1 昆虫の発音 高梨琢磨
8-2 昆虫の音と振動の受容器 高梨琢磨
8-3 鳴く虫と文化 宮武鯢
8-4 音響測定法と行動実験法 高梨琢磨
8-5 中枢の働き 染谷真琴・小川宏人・上川内あづさ
8-6 中枢による発音の制御 岡田龍一
8-7 音源定位 中野 亮
8-8 音と振動に対する行動と神経による制御 西野浩史
8-9 機械感覚子 土原和子
8-10 機械受容体の仕組み 土原和子
8-11 振動コミュニケーション 上宮健吉
8-12 超音波コミュニケーション 中野 亮
8-13 ショウジョウバエの音コミュニケーション 石川由希・上川内あづさ
8-14 テナガショウジョウバエの交尾と音 松尾隆嗣
8-15 ミツバチの音コミュニケーション 藍 浩之
8-16 カメムシの振動コミュニケーション 上地奈美
8-17 ベニツチカメムシの給餌振動 野間口眞太郎
8-18 クロスジツマグロヨコバイの振動コミュニケーション 福井昌夫
8-19 アリとチョウの共生 坂本洋典
8-20 カブトムシのだましの振動 小島 渉
8-21 線虫の振動受容 田中龍聖
8-22 甲虫の摩擦音 大谷英児
8-23 イモゾウムシの発音の変異 立田晴記
8-24 コオロギの音コミュニケーションと種分化 ⻆(本田)恵理
8-25 セミの発音 税所康正
8-26 音や振動がかかわる孵化 向井裕美
8-27 感覚情報の統合利用 深谷 緑
8-28 音と振動によるコミュニケーションと多種感覚情報 向井裕美
8-29 振動による害虫防除 高梨琢磨
8-30 超音波による害虫防除 小池 明
8-31 シロアリの振動と音による防除 大村和香子
8-32 カの音響トラップ 小川賢一
8-33 植物と動物の音や振動による相互作用 山尾 僚
8-34 植物の機械感覚 飯田秀利
8-35 植物のアコースティック・エミッション 蔭山健介

第9章 比較アプローチ
9-1 発声器官の比較 原田竜彦
9-2 聴覚域(オージオグラム)の比較 堀川順生
9-3 外耳の形状と位置の多様性 大谷 真
9-4 音声帯域の違いによる中耳の構造的な違い. 原田竜彦
9-5 蝸牛の構造:渦巻き型か否か 任 書晃・日比野 浩
9-6 鼓膜と中耳の多様性(脊椎動物) 任 書晃
9-7 音をとらえる機械受容チャネル 谷本昌志
9-8 聴覚器官の発生と進化 武智正樹
9-9 大脳皮質の多様性:聴覚野の違い 小島久幸
9-10 比較の視点からの音源定位 芦田 剛
9-11 健常者と盲人の音情報処理の違い 力丸 裕・関 喜一
9-12 盲人のエコーロケーション 力丸 裕・関 喜一
9-13 コウモリとイルカのエコーロケーション 力丸 裕・赤松友成・松尾行雄
9-14 昆虫とコウモリの相互作用 中野 亮
9-15 昆虫と動物の聴覚器の収斂進化 西野浩史
9-16 ヒトの感性と昆虫の発音 穂積 訓
9-17 動物の絶対音感 饗庭絵里子
9-18 鳴禽の歌とヒト言語 水原誠子
9-19 鳥の発声学習と音楽・リズム 関 義正
9-20 発声学習の収斂進化のあり得るシナリオ 関 義正
9-21 電気魚の発電 小橋常彦
9-22 魚の電気感覚 小橋常彦
9-23 電気コミュニケーション 小橋常彦・川崎雅司
9-24 バイオミメティクス 高梨琢磨・松尾行雄