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経営効率評価ハンドブック (普及版) ―包絡分析法の理論と応用―
A. チャーンズ・W.W. クーパー・A.Y. リューイン・L.M. シーフォード(編)/刀根 薫・上田 徹(監訳)
A. チャーンズ・W.W. クーパー・A.Y. リューイン・L.M. シーフォード(編)/刀根 薫・上田 徹(監訳)
定価 14,300 円(本体 13,000 円+税)
A5判/484ページ
刊行日:2007年05月31日
ISBN:978-4-254-27014-3 C3050
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内容紹介
DEAの基礎理論を明示し,新しいデータ分析法・実際の効果ある応用例を収めた包括的な書。〔内容〕基本DEAモデル/拡張/計算的側面/DEA用ソフト/航空業界の評価/病院の分析/炭酸飲料業界の多期間分析/病院への適用/高速道路の保守/醸造産業における戦略/位置決定支援/病院における生産性/所有権と財産権/フェリー輸送航路/標準を取り入れたDEA/修正DEAと回帰分析を用いた教育/物価指数における問題/野球選手の相対効率性/農業と石炭業への応用/他。初版2000年2月1日刊。
編集部から
目次
I. 概念,モデル,計算
1. 序 論
1.1 はじめに
1.2 包絡分析法:概念
1.3 データを組み立て分析する新しい方法としてのDEA
1.4 DEAの発展における道標
1.5 本書の構成
1.6 寄稿された論文による章の概念
2. 基本DEAモデル
2.1 はじめに
2.2 加法モデル
2.3 乗法モデル
2.4 BCCモデル
BCC入力指向型モデル/BCC出力指向型モデル
2.5 CCRモデル
CCR入力指向型モデル/CCR出力指向型モデル
2.6 比率形式による定式化
CCR比率形式/BCC比率形式
2.7 モデルの特徴の概要
3. DEAモデルの拡張
3.1 はじめに
3.2 制御不能な入出力
3.3 カテゴリー入出力
3.4 判断または事前情報の利用
3.5 ウィンドー分析
3.6 まとめ
4. DEAの計算的側面
4.1 はじめに
4.2 DEA分析
4.3 DEA数理計画問題の計算特性
データ値と悪条件/乗数の値/DEAモデルにおける退化/
線形計画法としての無限小正数モデル
4.4 効率的なDEA計算
4.5 DEAソフトウェアの特徴
4.6 まとめ
5. DEA用ソフトウェア
5.1 はじめに
5.2 BYU-DEA
5.3 IDEAS
5.4 PIONEER
5.5 Warwick-DEA
II. 新しい応用例
6. 米国航空業界における経営戦略が効率性に与える影響の評価
6.1 はじめに
6.2 ビジネス戦略の評価:コストと収益生成の効率性尺度
6.3 航空業界への適用
産業界の背景/生産物の特徴/産業データ/戦略位置のグラフ的検討
6.4 経営戦略および出来事が効率性に与える影響のモデル化
DEA,MILE一致性/代替的なモデルい化アプローチ
6.5 対数正規分布を仮定するモデル
導出/例題による実証的な結果
6.6 むすび
7. 病院の技術的効率性と配分効率性の分析
7.1 はじめに
7.2 コスト効率性尺度:DEA法による
7.3 データ
7.4 実証結果
7.5 病院経営に対する要約と応用
8. 競争的炭酸飲料業界におけるマーケット・セグメントとブランドの
効率性に関する多期間分析
8.1 はじめに
8.2 背景
8.3 DEAの新しい応用
マーケティング効率とRU/入出力要素の定義/分析/ウィンドー分析/
RUの要約/優位集合の参照回数表/優位集合の参照に関するヒストグラム/
地図上への投影/宣伝効果の遅れ
8.4 新しい応用の要約
8.5 清涼飲料市場の付加的な洞察
8.6 結論
9. 医師間の効率性の違いを分析する:ある病院へのDEAの適用
9.1 はじめに
9.2 理論的課題とこれまでの期待
医師市の行動の研究
9.3 包絡分析法による医師の効率性の評価
医師の効率性の測定:比率対DEA/DEAモデルの選択
9.4 データと方法
標本/入力と出力の定義/同等の比較群への医師の評価の分類
9.5 結果と議論
DEAでの検討結果/技術効率性に関連する因子/下位専門性と医師の年齢による制御
9.6 結論
HMOは「開業中」の病院における医師の行動を本当に向上させうるのか/
医師の評価にDEAを用いること
10. 高速道路の保守パトロールの相対的効率性の測定と監視モニタリング
10.1 はじめに
10.2 モデル
10.3 考慮した因子
ASF--サービス地域の因子/ATS--平均交通量/RCF--舗装格付けの変化因子/
APF--事故防止因子/MEX--保守支出/CEX--資本支出/CLF--気候因子
10.4 効率性の分析
10.5 さらに詳しい分析
地区内での評価/様々な特性の分析
10.6 結論
11. 米国の醸造産業における戦略的リーダー:産業内の優位な企業群
(戦略グループ)を発見する時系列分析
11.1 はじめに
11.2 理論的レビュー
戦略グループの定義/戦略グループに関する先行研究/DEAによる
戦略グループの識別/DEAのウィンドー分析/なぜ米国のビール醸造産業に
おける戦略グループを研究するのか/米国のビール醸造産業に関するデータ
11.3 結果の分析
12. 位置決定支援のための空間効率性の枠組み
12.1 はじめに
概念的根拠/方法論的根拠/相対的空間効率性
12.2 計画のシナリオ:システムの拡張
12.3 DEAの枠組みと分析
12.4 まとめと結論
13. スウェーデンの病院における生産性の発展:Malmquist出力指標の利用
13.1 はじめに
13.2 背景
13.3 Malmquistの出力型生産性指標
13.4 距離関数の計算:線形計画モデル
13.5 データ
13.6 結果と議論
14. 所有権の形態,財産権と相対的効率
14.1 はじめに
14.2 財産権と生産効率
14.3 技術効率性と規模の効率性の測定
14.4 データと結果
14.5 結論
15. ノルウェーのフェリー輸送航路に関する比較分析
15.1 はじめに
15.2 手法
ベンチマークの確定/Fanellの効率性尺度/規模の効率性/DEAの特性
15.3 データ
データソース/出力/入力/データの実態調査
15.4 実際の結果
DEAと生産性の部分要因
15.5 効率指標値の説明
フェリーのタイプ/船齢/企業
15.6 結論
16. 標準を取り入れたDEA
16.1 はじめに
16.2 DEAにおける標準
16.3 包絡面の相対的な位置
16.4 モデルの改善
標準と仮想乗数の境界/潜在的な落とし穴に対する警告
16.5 結論
17. 修正DEAと回帰分析を用いた教育生産に関する階層化モデル
17.1 はじめに
17.2 教育生産の概念モデル
17.3 高等教育研究データ
17.4 MDEAモデルとMDEAによる結果
17.5 MDEAスコアの分布の解釈
第1段階の教育成果/第2段階の教育成果/第3段階の教育成果
17.6 まとめと結論
18. 物価指数構成における新しい商品と消えていく商品に関する問題
18.1 はじめに
18.2 生産者物価指数の背景
18.3 コンピュ一タ機器産業
18.4 留保価格を計算する問題に対する数理的方法
18.5 マイクロコンピュータ生産の数理計画モデル
18.6 数理モデルによる留保価格
18.7 結果
18.8 結論としての見解
19. 野球選手の相対的効率性の評価
19.1 はじめに
19.2 データ
19.3 結果
19.4 チーム成績の結果
19.5 まとめ
20. 効率性尺度の感度分析:カンザス州の農業とイリノイ州の石炭業への応用
20.1 はじめに
20.2 例題
20.3 提案した感度分析法
20.4 カンザス州の農業の感度分析へ適用したSCSC乗数
説明のための例示/感度のSCSC分析の結果/機構のもつ要因を考慮した
最上位のhjの解析
20.5 イリノイ州の石炭業のSCSC感度分析
BFG炭坑モデルしの感度結果/TDT炭坑モデルレの感度結果/
イリノイ州の石炭業の機構に対する考察
20.6 概要と結論
III. むすび:過程と文献目録
21. DEAの過程,利用および解釈
21.1 はじめに
21.2 基本原理
21.3 対応処置の方向づけ
21.4 探索的データ分析
21.5 ハイブリッドモデル
21.6 注意と結びの意見
22. DEAの文献目録(1978-1996年)
23. 原著者略歴
24. 経営と公共政策におけるDEAの新しい利用に関する会議(1989年9月27-29日)
の参加者リスト
25. 引用文献
26. 索 引
執筆者紹介
【監訳者】上田 徹,刀根 薫
【翻訳者】上田 徹,大屋隆生,篠原正明,住田友文,杉山 学,高井英造,生田目 崇,枇々木規夫,森田 浩,山田善靖,矢田 健