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講座 比較文明 1 比較文明学の理論と方法
内容紹介
通常の科学のあり方によって常識化してしまった学問観を根底からくつがえすために,過去の諸文明の比較を通じて未来指向の新しい文明のあり方を探るシリーズ。第1巻は,ようやく確立しつつある比較文明学の若々しい理論と方法を提示。
編集部から
目次
総論.比較文明学という学的パラダイム構築のために
1. 思想―見直しの座標軸
1.1 ギリシアにおける哲学の優位と歴史の蔑視
1.2 イスラーム世界と差異性
1.3 ヨーロッパ「近代」への危機意識の深化(1)
1.4 ヨーロッパ「近代」への危機意識の深化(2)
2. 理論―批判的展開
2.1 トインビーのルネサンス論をめぐる再検討
2.2 世界システム論と比較文明学
2.3 比較文明学の理論的可能性(1)
2.4 比較文明学の理論的可能性(2)
3. 方法―新しい知の形成のために
3.1 概念構成の枠組み
3.2 社会学から「比較・文明」学へ
3.3 比較文明学の学的基本性格
4. あとがき
5. 索 引
執筆者紹介
【編集】神川正彦,川窪啓資
【執筆者】東 千尋,神川正彦,川窪啓資,黒田嘉郎,柴田隆行,朱 捷,園田茂人,高橋誠一郎,中川久嗣,三宅正樹,湯浅赳男