講座日本民俗学 2 不安と祈願

新谷 尚紀(編)

新谷 尚紀(編)

定価 3,630 円(本体 3,300 円+税)

A5判/208ページ
刊行日:2020年11月01日
ISBN:978-4-254-53582-2 C3321

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内容紹介

高度経済成長により大きく変貌した民俗信仰の変遷の実態を具体的な事例の蒐集をもとに追跡。〔内容〕総論/生活のなかの神仏(家の神,他)/社寺と講(神社と氏子,他)/祈祷と神懸かり(巫女,他)/社会不安と信仰(流行神,他)

編集部から

日本民俗学会発行『日本民俗学』307号に書誌紹介が掲載されました。
じんぶん堂に紹介記事が掲載されました。

目次

第1章 総論
1.1 民俗信仰とは 〔新谷尚紀〕
 1.1.1 民間信仰・民俗宗教・民俗信仰
 1.1.2 民俗の三部分類と民俗信仰

第2章 生活のなかの神仏
2.1 家の神 〔宮内貴久〕
 2.1.1 建築儀礼と風水
2.2 里・山・海の神々 〔徳丸亜木〕
 2.2.1 山の生活と山の神への祈願
 2.2.2 漁業と祈願
 2.2.3 里の神と祈願
2.3 諸職の神々 〔黒田迪子〕
 2.3.1 諸職と神々
 2.3.2 商人の信仰
2.4 石の神仏 〔小川直之〕
 2.4.1 『石神問答』と『郷土』石特輯
 2.4.2 石神・石仏研究の展開と石仏研究の組織化
 2.4.3 石をめぐる民俗信仰
 2.4.4 石神・石仏建立と民俗信仰の推移
 2.4.5 石仏にみる地蔵信仰の展開
 2.4.6 石神・石仏建立動向の比較研究

第3章 社寺と講
3.1 神社と氏子 〔新谷尚紀〕
 3.1.1 柳田國男と折口信夫の日本の神と神社についての見解
 3.1.2 氏神と氏子
 3.1.3 神社研究の動向
 3.1.4 地域社会と神社
3.2 寺院と檀家 〔長谷部八朗〕
 3.2.1 檀家と檀家制度
 3.2.2 民衆社会への宗教・仏教進出の歴史学的研究
 3.2.3 村落寺院の活動に関する民俗学的研究
 3.2.4 都市と村落における寺院
3.3 講と巡礼 〔川嶋麗華〕
 3.3.1 講
 3.3.2 巡礼

第4章 祈祷と神懸かり
4.1 巫女と信仰 〔塩月亮子〕
 4.1.1 日本における巫女
 4.1.2 巫女の研究史
 4.1.3 シャーマニズム研究史と巫女の型
 4.1.4 沖縄の巫女研究
 4.1.5 巫女研究の新たな側面
4.2 ノロ・ユタと信仰 〔赤嶺政信〕
 4.2.1 歴史のなかのノロとユタ
 4.2.2 村落祭祀とシャーマニズム
 4.2.3 ノロ・ユタ未分化論をめぐって
4.3 山岳信仰と修験 〔乾 賢太郎〕
 4.3.1 原初的な崇拝観念
 4.3.2 山の神信仰
 4.3.3 山中他界の観念
 4.3.4 山岳信仰と神懸かり
 4.3.6 修験の概観
 4.3.6 修験道研究史の回顧
 4.3.7 修験と祈禱

第5章 社会不安と信仰
5.1 兆・占・禁・呪 〔板橋作美〕
 5.1.1 研究史
 5.1.2 はたらき
 5.1.3 しくみ
 5.1.4 今後の展望
5.2 疫神・流行神 〔石垣絵美〕
 5.2.1 歴史学や文化人類学の分野での研究
 5.2.2 1950年代から1990年代までの疫神研究
 5.2.3 2000年代以降の疫神除けの絵画の研究
 5.2.4 疫神研究の課題

索引

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