現代物理学ハンドブック

C.P. プール(著)/鈴木 増雄鈴木 公鈴木 彰(訳)

C.P. プール(著)/鈴木 増雄鈴木 公鈴木 彰(訳)

定価 15,400 円(本体 14,000 円+税)

A5判/448ページ
刊行日:2004年03月20日
ISBN:978-4-254-13092-8 C3042

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内容紹介

必要な基本公式を簡潔に解説したJohn Wiley社の“The Physics Handbook”の邦訳。〔内容〕ラグランジアン形式およびハミルトニアン形式/中心力/剛体/振動/正準変換/非線型力学とカオス/相対性理論/熱力学/統計力学と分布関数/静電場と静磁場/多重極子/相対論的電気力学/波の伝播/光学/放射/衝突/角運動量/量子力学/シュレディンガー方程式/1次元量子系/原子/摂動論/流体と固体/固体の電気伝導/原子核/素粒子/物理数学/訳者補章:計算物理の基礎。

編集部から

目次

1. ラグランジアン形式およびハミルトニアン形式
 1.1 序論
 1.2 ニュートン力学の方法
 1.3 ラグランジアン形式
 1.4 ハミルトニアン形式
 1.5 変分原理と仮想変位
2. 中心力
 2.1 序論
 2.2 作用・反作用
 2.3 2粒子間の中心力運動
 2.4 連動方程式と連動の軌跡
 2.5 束縛と閉軌道
 2.6 開軌道と散乱
 2.7 3体問題
3. 剛体
 3.1 序論
 3.2 剛体の性質と配向性
 3.3 回転行列
 3.4 ベクトルとテンソルの変換
 3.5 パリティ
 3.6 回転の2次元表示
 3.7 回転座標系とコリオリ力
 3.8 回転体
4. 振動
 4.1 序論
 4.2 分子振動
 4.3 剛体
 4.4 基準振動
 4.5 3原子分子
 4.6 N原子の直線鎖
 4.7 分散関係
 4.8 2原子の直線鎖
 4.9 振動する固体
 4.10 分子の回転
 4.11 分子振動分光学
5. 正準変換
 5.1 序論
 5.2 正準変換の性質
 5.3 調和振動子
 5.4 ハミルトン-ヤコビの方程式
 5.5 作用変数と角変数
 5.6 ポアソン括弧
6. 非線型力学とカオス
 6.1 序論
 6.2 摂動論
 6.3 位相空間における調和振動子
 6.4 N次元トーラス上の系の軌跡
 6.5 摂動を受けた軌道の安定性とカオス
 6.6 ロジスティックマップすなわち2次の漸化式
 6.7 カオスの特徴とその定数
 6.8 様々な系のカオス
7. 相対性理論
 7.1 序論
 7.2 ニュートン力学
 7.3 光速不変
 7.4 ローレンツ変換
 7.5 過去と未来
 7.6 ローレンツ収縮と時間の遅れ
 7.7 ドップラー効果
 7.8 ニュートンの法則
 7.9 スカラー積と不変量
 7.10 より一般的な変換
8. 熱力学
 8.1 序論
 8.2 完全徴分と不完全微分
 8.3 熱力学の法則
 8.4 熱機関とカルノーサイクル
 8.5 内部エネルギー,エンタルピーおよび自由エネルギー
 8.6 マクスウェルの関係式
 8.7 ギブスの相律
 8.8 相変化
 8.9 理想気体の比熱
 8.10 断熱的な気体の法則
 8.11 固体の比熱
 8.12 熱電効果と熱磁気効果
 8.13 負の温度
 8.14 統計力学
9. 統計力学と分布関数
 9.1 序論
 9.2 ミクロカノニカル集団
 9.3 カノニカル集団
 9.4 グランドカノニカル集団
 9.5 熱力学
 9.6 常磁性
 9.7 エントロピーと断熱消磁
 9.8 マクスウェル分布
 9.9 古典統計と量子統計
 9.10 分布関数
 9.11 光子統計
 9.12 オルソーパラ統計
10. 静電場と静磁場
 10.1 序論
 10.2 電場と磁場
 10,3 マクスウェルの方程式
 10.4 電磁ポテンシヤル
 10.5 誘電率と透磁率
 10.6 2つの媒質の境界面での境界条件
 10.7 電場の湧き出し
 10.8 磁場の湧き出し
 10.9 静電場
 10.10 表面での境界条件
 10.11 ポテンシャル問題の解法
 10.12 縞球調和関数と球面調和関数
 10.13 静磁場
 10.14 ファラデーの法則
11. 多重極子と媒質
 11.1 序論
 11.2 電気多重極子
 11.3 電気双極子場
 11.4 エネルギーとトルク
 11.5 磁気多重極子
 11.6 磁気モーメント
 11.7 誘電率と透磁率
 11.8 電磁場中の楕円体媒質
 11.9 原子核と原子の多重極子
12. 相対論的電気力学
 12.1 序論
 12.2 電磁場テンソル
 12.3 不変量
 12.4 場のテンソルとポテンシャル
 12.5 ゲージ変換
 12.6 電磁場にある電荷の運動
 12.7 直交場
 12.8 断熱変数
13. 波の伝播
 13.1 序論
 13.2 平面波
 13.3 反射と屈折
 13.4 斜めに入射した電磁波の反射,屈折,透過
 13.5 分極
 13.6 吸収と分散
 13.7 電導媒質
 13.8 導波
 13.9 変調波
 13.10 ソリトン
14. 光学
 14.1 序論
 14.2 屈折率
 14.3 レンズ
 14.4 鏡
 14.5 偏極
 14.6 干渉と回折
 14.7 干渉
 14.8 単,二重,三重スリット
15. 放射
 15.1 序論
 15.2 電荷からの放射と電流分布
 15.3 放射帯
 15.4 電気双極子放射
 15.5 一様連動する電荷
 15.6 加速される電荷
 15.7 加速される低速電荷
 15.8 加速される高速電荷
 15.9 チェレンコフ放射
 15.10 遷移放射
16. 衝突
 16.1 序論
 16.2 クーロン散乱
 16.3 原子核との衝突
 16.4 制動輻射
 16.5 トムソン散乱
17. 角運動量
 17.1 序論
 17.2 運動量と角運動量
 17.3 運動量演算子
 17.4 軌道角運動量とスピン角運動量
 17.5 スピン-軌道相互作用
 17.6 波動関数とクレブシューゴルダン係数
 17.7 既約テンソル
18. 量子力学の行列形式
 18.1 序論
 18.2 角運動量行列
 18.3 角運動量の加法
 18.4 水素原子のゼーマン効果
 18.5 一般的なハミルトニアン行列
19. シュレディンガー方程式
 19.1 序論
 19.2 ハミルトニアン
 19.3 ラプラス演算子と動径方程式
 19.4 3次元の井戸
 19.5 無限に探い3次元の井戸
 19.6 3次元調和振動子
20. 1次元量子系
 20.1 序論
 20.2 シュレデインガー方程式
 20.3 階段ポテンシャルによる反射
 20.4 階段ポテンシャルの透過
 20.5 ポテンシャル障壁
 20.6 井戸型ポテンシャル
 20.7 無限の井戸
21. 原子
 21.1 序論
 21.2 水素原子
 21.3 スピン-軌道相互作用
 21.4 へリウム原子
 21.5 原子のエネルギーと大きさ
 21.6 ハートリー-フォック法
22. 摂動論
 22.1 序論
 22.2 ベき級数展開
 22.3 時間に依存しない摂動
 22.4 水素原子のゼーマン効果
 22.5 縮退のある場合の摂動論
 22.6 時間に依存した摂動
 22.7 遷移確率
 22.8 散乱
23. 流体と固体
 23.1 序論
 23.2 気体
 23.3 相転移
 23.4 液体状態と揺らぎ
 23.5 拡散
 23.6 固体の構造
 23.7 最密構造
 23.8 空間格子と逆格子
 23.9 結晶構造の決定
 23.10 ウイグナー-サイツ・セル
 23.11 フォノンとその他の粒子
 23.12 超伝導体
24. 固体の電気伝導
 24.1 序論
 24.2 電子輸送論
 24.3 電気伝導度
 24.4 AC電気伝導度
 24.5 抵抗率
 24.6 熱伝導率
 24.7 フェルミ面
 24.8 2次元エネルギーバンド
 24.9 半導体
 24.10 ホール効果
25. 原子核
 25,1 序論
 25.2 基本的な力
 25.3 原子核の大きさ
 25.4 結合エネルギー
 25.5 殻模型
 25.6 放射性崩壊
 25.7 へリシティとパリティ非保存
 25.8 メスバウアー効呆
 25.9 炭素による年代測定と炭素サイクル
26. 素粒子
 26.1 序論
 26.2 基本的な力の特性
 26.3 粒子の特性
 26.4 3クォーク模型
 26.5 保存則と反応
 26.6 レプトン
 26.7 カラー,チャーム,ビューティーとトゥルース
27. 物理数学:テンソルと行列
 27.1 序論
 27.2 ベクトル関係式
 27.3 座標系
 27.4 行列式
 27.5 行列
 27.6 パウリ行列とスピノール
 27.7 テンソル
 27.8 無限級数
 27.9 フーリエ級数
 27.10 フーリエ変換
 27.11 積分変換と積分方程式
 27.12 複素変数,複素積分およびコーシーの定理
 27.13 留数定理の線積分への応用
 27.14 群論
 27.15 モンテカルロ法
28. 物理数学:微分方程式と種々の直交関数
 28.1 序論
 28.2 1階の徴分方程式
 28.3 2階の微分方程式
 28.4 ラプラス方程式とヘルムホルツの方程式
 28.5 ベッセル関数
 28.6 ルジャンドル多項式
 28.7 球面調和関数
 28.8 ガンマ関数とそれに関連した関数
 28.9 デルタ関数
 28.10 グリーン関数
A. 訳者補章 計算物理の基礎
 A.1 序論
 A.2 本質的にテーラー展開に基づく方法
 A.3 手順の分離に基づく方法
 A.4 モンテカルロ・シミュレーションと確率過程
 A.5 分子動力学法(能勢-フーヴァー法)
 A.6 量子コンピュータと計算物理
参考文献
索 引

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