物理学大事典 (普及版)

鈴木 増雄荒船 次郎和達 三樹(編)

鈴木 増雄荒船 次郎和達 三樹(編)

定価 35,200 円(本体 32,000 円+税)

B5判/896ページ
刊行日:2011年08月25日
ISBN:978-4-254-13108-6 C3542

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内容紹介

物理学の基礎から最先端までを視野に,日本の関連研究者の総力をあげて1冊の本として体系的解説をなした金字塔。21世紀における現代物理学の課題と情報・エネルギーなど他領域への関連も含めて歴史的展開を追いながら明快に提起。〔内容〕力学/電磁気学/量子力学/熱・統計力学/連続体力学/相対性理論/場の理論/素粒子/原子核/原子・分子/固体/凝縮系/相転移/量子光学/高分子/流体・プラズマ/宇宙/非線形/情報と計算物理/生命/物質/エネルギーと環境

編集部から

目次

I. 基 礎
1 力学 歴史と意義
 1.1 運動の記述
 1.2 運動法則
 1.3 エネルギー
 1.4 いろいろな運動
 1.5 運動座標系
 1.6 質点系
 1.7 剛体
 1.8 解析力学
2 電磁気学 歴史と意義
 2.1 電荷と電場
 2.2 導体
 2.3 定常電流
 2.4 静磁場
 2.5 誘電体
 2.6 磁性体
 2.7 電磁誘導
 2.8 電磁波
 2.9 付録
3 量子力学 歴史と意義
 3.1 量子力学の理論構造
 3.2 1次元固有値問題
 3.3 角運動量
 3.4 3次元固有値問題
 3.5 対称性と保存則
 3.6 摂動論
 3.7 トンネル効果
 3.8 散乱
 3.9 経路積分
 3.10 量子力学の相対論的拡張
4 熱・統計力学 歴史と意義
 4.1 熱力学
 4.2 平衡系の統計力学の原理
 4.3 統計力学の手法
 4.4 非平衡系
5 連続体力学 歴史と意義
 5.1 弾性体の運動
 5.2 弾性波
 5.3 流体の運動
 5.4 いろいろな流れ
6 相対性理論 歴史と意義
 6.1 特殊相対性理論における時空概念
 6.2 ミンコフスキー時空のテンソル
 6.3 特殊相対性理論における物理法則
 6.4 ローレンツ群とスピノール
 6.5 曲がった時空の幾何学
 6.6 一般相対性理論
 6.7 曲がった時空における物理法則
 6.8 重力場の方程式
 6.9 重力波
 6.10 ブラックホール
 6.11 相対論的宇宙モデル
 6.12 一般相対性理論の実験的検証
II. 発展
7. 場の理論 歴史と意義
 7.1 場の古典論
 7.2 自由場の量子化・スピンと統計
 7.3 ゲージ理論とゲージ場
 7.4 相互作用と摂動論
 7.5 経路積分
 7.6 非可換ゲージ場の量子化とファインマン則
 7.7 C,P,T変換とCPT定理
 7.8 くりこみ
 7.9 対称性の破れと南部―ゴールドストン定理
 7.10 因果律と解析性
 7.11 有限温度の場の理論
8 素粒子 歴史と意義
 8.1 素粒子の発見(実験を中心に):サイクロトロンなどの原理と役割
 8.2 素粒子の対称性と分類
 8.3 ゲージ理論と標準模型
 8.4 レプトンの物理
 8.5 ハドロンの物理
 8.6 大統一理論
 8.7 超対称性理論
 8.8 超弦理論
9 原子核 歴史と意義
 9.1 核力
 9.2 原子核の2つの描像
 9.3 原子核の変形と集団運動
 9.4 対相関と原子核の超流動状態
 9.5 原子核の崩壊
 9.6 極限状態の核物理
10 原子・分子 歴史と意義
 10.1 原子の電子構造
 10.2 分子の電子状態と化学結合
 10.3 分子間相互作用
 10.4 分子衝突と化学反応
11 固体 歴史と意義
 11.1 結晶構造
 11.2 構造の決定
 11.3 格子の運動
 11.4 プロッホの定理と状態の数
 11.5 電子のエネルギー帯
 11.6 光学的応答
 11.7 金属
 11.8 半導体
 11.9 誘電体
 11.10 磁性体
 11.11 表面
 11.12 アモルファス物質
 11.13 準結晶
12 凝縮系 歴史と意義
 12.1 金属電子系
 12.2 超流動
 12.3 超伝導
 12.4 近藤効果
 12.5 電子相関
 12.6 アンダーソン局在
 12.7 量子ホール効果
13 相転移
 13.1 相転移の現象とその理論的取扱い
 13.2 相転移のメカニズムと自発的対称性の破れ
 13.3 共形場理論
 13.4 スピングラス
14 量子光学 歴史と意義
 14.1 調和振動子の量子状態
 14.2 放射場の量子論
 14.3 放射場の統計
 14.4 レーザー
 14.5 非線形光学
 14.6 原子操作
 14.7 分子操作
 14.8 観測問題
15 高分子 歴史と意義
 15.1 高分子
 15.2 希薄溶液
 15.3 濃厚溶液
 15.4 高分子ゲル
 15.5 絡み合い高分子系
 15.6 液晶
 15.7 高分子の折り畳み
 15.8 高分子のトポロジカルな性質
 15.9 コンピューターシミュレーション
16 流体・プラズマ 歴史と意義
 16.1 流体とプラズマのミクロな物理
 16.2 圧縮性中性流体の力学
 16.3 流体不安定と乱流混合
 16.4 プラズマとその支配方程式
 16.5 プラズマ中の波動と不安定
 16.6 プラズマの閉じ込めと応用
17 宇宙 歴史と意義
 17.1 ハッブルの法則と膨張宇宙
 17.2 初期宇宙の現象
 17.3 宇宙の大規模構造とその物理
 17.4 銀河の世界
 17.5 恒星の構造と進化
 17.6 宇宙線の起源と加速
 17.7 重力波
III. 展開
18 非線形
 18.1 カオス
 18.2 パターン形成
 18.3 ソリトン
 18.4 確率共鳴:非線形系と雑音誘起現象
 18.5 エコノフィジックス
19 情報と計算物理
 19.1 情報科学
 19.2 計算物理
 19.3 量子コンピューター
 19.4 量子情報通信理論
20 生命
 20.1 脳
 20.2 ニューラルネットワーク
 20.3 数理生物学
 20.4 分子モーター
21 物質
 21.1 高温超伝導
 21.2 フラーレンとナノチューブ
 21.3 メソスコピック系
 21.4 有機伝導体
22 エネルギーと環境
 22.1 エネルギー:エネルギー源,全体の収支
 22.2 太陽電池
 22.3 燃料電池(水素,水溶液型,固電解質型)
 22.4 原子力
 22.5 環境
索 引

執筆者紹介

【編集】鈴木増雄,荒船次郎,和達三樹
【執筆者(執筆順)】吉岡大二郎,伊東敏雄,日笠健一,岡部 豊,佐野 理,小玉英雄,佐々木 隆,太田信義,松井哲男,山本 智,押山 淳,長谷川修司,石井 靖,長岡洋介,高橋 賓,鈴木増雄,高山 一,川上則雄,平野琢也,川勝年洋,高部英明,江里口良治,首藤 啓,太田隆夫,国場敦夫,甲斐昌一,高安秀樹,松本啓史,小柳義夫,細谷暁夫,大矢雅則,篠本 滋,樺島祥介,巌佐 庸,徳永万喜洋,上田和夫,谷垣勝己,斎藤理一郎,樽茶清悟,石黒武彦,藤井直之,斉藤 忠,内田裕久,内田晴久,中沢正治

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