ビジュアル 地球を観測するしくみ ―気象・海洋・地震・火山―

古川 武彦加納 裕二浜田 信生藤井 郁子(著)

古川 武彦加納 裕二浜田 信生藤井 郁子(著)

定価 4,290 円(本体 3,900 円+税)

B5判/152ページ
刊行日:2023年11月01日
ISBN:978-4-254-16080-2 C3044

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内容紹介

地球の観測・監視では地上,洋上から宇宙まで,種々のシステムが展開・整備されている。その主だった観測について,観測機器を軸に,システムや目的,原理,作動手法,データの記録・伝送など,実際のビジュアルな写真や設置・観測風景・図を豊富に載せ,平易にわかりやすく解説。関係者の中に眠ったままの開発の歴史やエピソードも掲載。

編集部から

目次

序章 概説〔古川武彦〕
第1章 気象観測
 1.1 地上における観測
  1.1.1 地上気象観測網〔古川武彦〕
  1.1.2 地上気象観測装置〔古川武彦〕
  1.1.3 アメダス〔古川武彦〕
  1.1.4 気象レーダー〔古川武彦〕
  1.1.5 雷監視システム〔古川武彦〕
  1.1.6 二酸化炭素の観測〔古川武彦・加納裕二〕
  1.1.7 オゾン観測〔古川武彦・加納裕二〕
 1.2 上層・宇宙での観測
  1.2.1 ラジオゾンデ〔古川武彦〕
  1.2.2 ウィンドプロファイラ〔古川武彦〕
  1.2.3 気象衛星〔古川武彦〕
  1.2.4 衛星による地球環境の観測〔加納裕二〕
 1.3 航空気象観測〔古川武彦〕
第2章 海洋観測〔加納裕二〕
 2.1 沿岸での観測
  2.1.1 波浪計
  2.1.2 潮位計
 2.2 外洋を漂流・浮遊する自動観測
  2.2.1 漂流ブイと係留ブイ
  2.2.2 アルゴフロート
 2.3 観測船による海洋観測
  2.3.1 海洋観測船
  2.3.2 電気伝導度水温水深計と多筒採水器
  2.3.3 海洋二酸化炭素観測装置
  2.3.4 海水成分分析装置
  2.3.5 その他の観測装置
 2.4 海洋観測における衛星・リモートセンシングの利用
第3章 地震・火山・その他の地球物理観測
 3.1 地震の観測〔浜田信生〕
 3.2 津波の観測〔浜田信生〕
 3.3 地殻変動の観測〔浜田信生〕
 3.4 火山の観測〔浜田信生〕
 3.5 地磁気観測〔藤井郁子〕
エピソード
 1. 気象庁の創立〔古川武彦〕
 2. 「アメダス」〔古川武彦〕
 3. 「富士山レーダー」の建設〔古川武彦〕
 4. ブライトバンド〔古川武彦〕
 5. 「オゾンホール」の発見者は日本人〔古川武彦〕
 6. 「ひまわり」の命名〔古川武彦〕
 7. 気圧高度計とQNH〔古川武彦〕
 8. 英国で潮位・高潮計算機を開発した日本の科学者〔加納裕二〕
 9. 各機関が持つ潮位データの共有化〔加納裕二〕
 10. ミレニアムプロジェクト〔加納裕二〕
 11. ナンセン採水器と転倒温度計〔加納裕二〕
 12. 定点観測〔加納裕二〕
 13. 衛星による海洋業務の高度化〔加納裕二〕
 14. 地球は狭くなった〔浜田信生〕
 15. 地震の名前〔浜田信生〕
 16. 2011 年東北地方太平洋沖地震〔浜田信生〕
 17. 観測機器と電子回路〔浜田信生〕
 18. 地磁気観測所〔藤井郁子〕
 19. 磁気圏〔藤井郁子〕
 20. 電離圏〔藤井郁子〕
文献
索引

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