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「日本数学会出版賞」
受賞のことば

「数学の啓蒙書は,数学の教科書ではないので,その形式が問われるようです.
音楽にいろいろな演奏形式があるように,数学という学問を取り出すにもいろいろな形式があり,それぞれの形式は,読者に異なる調べとなって伝わり,読者の共感を誘うようです.
読者は数学をたのしむのです.そのことは,本質的な意味で,数学が文化であることを物語っているように思います.」(著者による受賞[2005年]のことば)

組見本

初学者にも分かりやすい、豊富な事例と図解

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各巻の紹介および目次

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208頁 NDC413.3 定価3,300円(本体3,000円)ISBN 978-4-254-11881-0
第1巻は数(すう)の話から出発し,2次関数,3次関数,三角関数,指数関数・対数関数などを経て,微分,積分,極限,テイラー展開へと至る。

    第1講 数と数直線
    第2講 数直線と実数
    第3講 座標と直線の式
    第4講 2次関数とグラフ
    第5講 2次関数の最大,最小
    第6講 3次関数
    第7講 3次関数と微分
    第8講 3次関数のグラフ
    第9講 多項式関数の微分
    第10講 有理関数と簡単な無理関数の微分
    第11講 三角関数
    第12講 三角関数の微分
    第13講 指数関数と対数関数
    第14講 合成関数と微分と逆関数の微分
    第15講 逆三角関数の微分
    第16講 不定積分
    第17講 不定積分の公式
    第18講 グラフのつくる図形の面積
    第19講 定積分
    第20講 定積分と不定積分
    第21講 円の面積と球の体積
    第22講 関数の例
    第23講 極限概念について
    第24講 極限の公式と連続関数
    第25講 平均値の定理
    第26講 平均値の定理とその拡張
    第27講 テイラーの定理
    第28講 テイラーの展開
    第29講 テイラーの展開(つづき)
    第30講 ウォリスの公式
        問題の解答
        索 引

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216頁 NDC411.3 定価3,300円(本体3,000円)ISBN 978-4-254-11882-7
名著の内容はそのままに版面を刷新。ベクトル・行列の数理に明快なイメージを与える,データサイエンス時代の今こそ読みたい入門書。

    第1講 ツル・カメ算と連立方程式
    第2講 2元1次,3元1次の連立方程式
    第3講 3次の行列式の隠された性質
    第4講 方程式・関数・写像
    第5講 2次元のベクトル
    第6講 2次元の数ベクトル空間R2
    第7講 線形写像と行列(R2の場合)
    第8講 正則写像(R2の場合)
    第9講 逆写像と連立方程式
    第10講 R3上の線形写像
    第11講 消去法と基本変形
    第12講 R3からR2への線形写像
    第13講 ベクトル空間へ
    第14講 ベクトル空間の例と基本概念
    第15講 基底と次元
    第16講 線形写像
    第17講 線形写像と行列
    第18講 正則行列と基底変換
    第19講 正則行列と基本行列
    第20講 基本変形
    第21講 線形写像の核と行列の階数
    第22講 行列式の導入
    第23講 行列式
    第24講 行列式の性質
    第25講 正則行列と行列式
    第26講 基底変換から固有値問題へ
    第27講 固有値と固有ベクトル
    第28講 固有値問題(2次の行列の場合)
    第29講 固有値問題(3次の行列の場合Ⅰ)
    第30講 固有値問題(3次の行列の場合Ⅱ)
        問題の解答
        索 引

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196頁 NDC410.9 定価3,520円(本体3,200円)ISBN 978-4-254-11883-4
親しみやすい文体で「無限」の世界へ誘う。集合論の初歩から始め,選択公理,連続体仮説まで着実なステップで理解。

    第1講 身近なところにある集合
    第2講 自然数の集合
    第3講 集合に関する基本概念
    第4講 有限集合の間の演算,個数の計算
    第5講 可算集合
    第6講 可算集合の和集合と直積集合
    第7講 数直線上の可算集合
    第8講 実数の構造―小数展開
    第9講 2進法,3進法,…
    第10講 実数の集合
    第11講 一般的な設定へ
    第12講 写 像
    第13講 直積集合と写像の集合
    第14講 濃 度
    第15講 濃度の大小
    第16講 連続体の濃度をもつ集合
    第17講 連続体の濃度をもつ集合(つづき)
    第18講 ベキ集合の濃度
    第19講 可算集合を並べる
    第20講 順序集合
    第21講 整列集合
    第22講 整列集合の性質
    第23講 整列集合の基本定理
    第24講 順序数
    第25講 比較可能定理,整列可能定理
    第26講 整列可能定理と選択公理
    第27講 選択公理のヴァリエーション
    第28講 選択公理からの帰結
    第29講 連続体仮設
    第30講 ゲオルグ・カントル
        問題の解答
        索 引

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228頁 NDC415.2 定価3,520円(本体3,200円)ISBN 978-4-254-11884-1
「私たちの中にある近さに対する感性を拠り所としながら,一歩一歩手探りするような慎重さで」位相空間を理解する。

    第1講 遠さ,近さと数直線
    第2講 平面上の距離,点列の収束
    第3講 開集合,閉集合
    第4講 集積点と実数の連続性
    第5講 コンパクト性
    第6講 写像と集合演算
    第7講 連続性
    第8講 連続性と開集合
    第9講 部分集合における近さと連結集合
    第10講 距離空間へ
    第11講 距離空間の例
    第12講 距離空間の例(つづき)
    第13講 点列の収束,開集合,閉集合
    第14講 近傍と閉包
    第15講 連続写像
    第16講 同相写像
    第17講 コンパクトな距離空間
    第18講 連結空間
    第19講 コーシー列と完備性
    第20講 完備な距離空間
    第21講 ベールの性質の応用
    第22講 完備化
    第23講 距離空間から位相空間へ
    第24講 位相空間
    第25講 位相空間上の連続写像
    第26講 位相空間の構成
    第27講 コンパクト空間と連結空間
    第28講 分離公理
    第29講 ウリゾーンの定理
    第30講 位相空間から距離空間へ
        問題の解答
        索 引

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260頁 NDC413 定価3,740円(本体3,400円)ISBN 978-4-254-11885-8
数直線と高速道路のアナロジーから解き起こし,実数の連続性や関数の極限など微積分の礎を丁寧に確認,発展的議論へ進む。

    第1講 数直線の生い立ち
    第2講 実数の連続性
    第3講 上限,下限,コーシー列
    第4講 実数の相
    第5講 関数の極限値
    第6講 連続関数
    第7講 微分と導関数
    第8講 平均値の定理
    第9講 微分法
    第10講 テイラーの定理
    第11講 テイラー展開
    第12講 ベキ級数
    第13講 ベキ級数で表わされる関数
    第14講 不定積分
    第15講 不定積分を求める
    第16講 不定積分から微分方程式へ
    第17講 線形微分方程式
    第18講 定数係数の線形微分方程式
    第19講 面 積
    第20講 定積分
    第21講 積分と微分
    第22講 微分方程式の解の存在
    第23講 指数関数再考
    第24講 2変数の関数と偏微分
    第25講 2変数関数の微分可能性
    第26講 C r-級の関数
    第27講 C 1-写像
    第28講 逆写像定理
    第29講 2変数関数の積分
    第30講 積分と写像
        問題の解答
        索 引

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232頁 NDC413.52 定価3,740円(本体3,400円)ISBN 978-4-254-11886-5
「複素数の中から,どのようにしたら‘虚’なる感じを取り除けるか」をテーマに,‘平面の数’としての複素数を鮮明に示す。

    第1講 負数と虚数の誕生まで
    第2講 向きを変えることと回転
    第3講 複素数の定義
    第4講 複素平面
    第5講 複素数の乗法
    第6講 複素数と図形
    第7講 単位円周上の複素数
    第8講 1次関数
    第9講 リーマン球面
    第10講 円々対応の原理
    第11講 代数学の基本定理
    第12講 複素平面上の領域で定義された関数
    第13講 複素関数の微分
    第14講 正則関数と等角性
    第15講 正則な関数と正則でない関数
    第16講 ベキ級数の基本的な性質
    第17講 ベキ級数と正則関数
    第18講 指数関数
    第19講 積 分
    第20講 複素積分の性質
    第21講 複素積分と正則性
    第22講 コーシーの積分定理の証明
    第23講 正則関数の積分表示
    第24講 テイラー展開
    第25講 最大値の原理
    第26講 一致の定理
    第27講 孤立特異点
    第28講 極と真性特異点
    第29講 留 数
    第30講 複素数再考
        索 引

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244頁 NDC414.7 定価3,740円(本体3,400円)ISBN 978-4-254-11887-2
「微分形式の初等的な入門」を主題に置き,ベクトル解析の数学的理解に確かな足場を築く。

    第1講 ベクトルとは
    第2講 ベクトル空間
    第3講 双対ベクトル空間
    第4講 ベクトル空間の双対性
    第5講 双線形関数
    第6講 多重線形関数とテンソル空間
    第7講 テンソル代数
    第8講 イデヤル
    第9講 外積代数
    第10講 外積代数の構造
    第11講 計量をもつベクトル空間
    第12講 正規直交基底
    第13講 内積と基底
    第14講 基底の変換
    第15講 R3のベクトルの外積
    第16講 グリーンの公式
    第17講 微分形式の導入
    第18講 グリーンの公式と微分形式
    第19講 外微分の不変性
    第20講 グリーンの公式の不変性
    第21講 R3上の微分形式
    第22講 ガウスの定理
    第23講 微分形式の引き戻し
    第24講 ストークスの定理
    第25講 曲面上の局所座標
    第26講 曲面上の微分形式
    第27講 多様体の定義
    第28講 余接空間と微分形式
    第29講 接空間
    第30講 リーマン計量
        索 引

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244頁 NDC411.6 定価3,740円(本体3,400円)ISBN 978-4-254-11888-9
身近な事象の対称性の話題から始まり,「群の動的な働きの中から,静的な形が抽出されてくる」過程を活写。初学者に格好の入門書。

    第1講 シンメトリー
    第2講 シンメトリーの群
    第3講 群の定義
    第4講 群に関する基本的な概念
    第5講 対称群と正6面体群
    第6講 対称群と交代群
    第7講 正多面体群
    第8講 部分群による類別
    第9講 巡回群
    第10講 整数と群
    第11講 整数の剰余類のつくる乗法群
    第12講 群と変換
    第13講 軌 道
    第14講 軌道(つづき)
    第15講 位数の低い群
    第16講 共役類
    第17講 共役な部分群と正規部分群
    第18講 正規部分群
    第19講 準同型定理
    第20講 有限生成的なアーベル群
    第21講 アーベル群の基本定理の証明
    第22講 基本群
    第23講 生成元と関係
    第24講 自由群
    第25講 有限的に表示される群
    第26講 位相群
    第27講 位相群の様相
    第28講 不変測度
    第29講 群 環
    第30講 表 現
        索 引

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256頁 NDC413.4 定価3,740円(本体3,400円)ISBN 978-4-254-11889-6
現代解析学を理解する上で必須となるルベーグ積分の理論を「どこか謎めいた姿」を解きほぐす。

    第1講 広がっていく極限
    第2講 数直線上の長さ
    第3講 直線上の完全加法性の様相
    第4講 ふつうの面積概念―ジョルダン測度
    第5講 ルベーグ外測度
    第6講 ルベーグ内測度
    第7講 可測集合―ルベーグの構想
    第8講 カラテオドリの構想
    第9講 カラテオドリの外測度
    第10講 可測集合族
    第11講 測度空間
    第12講 ルベーグ測度
    第13講 可測集合の周辺
    第14講 測度論の光と影
    第15講 リーマン積分
    第16講 ルベーグ積分へ向けて
    第17講 可測関数
    第18講 可測関数の積分
    第19講 積分の基本定理
    第20講 積分の性質
    第21講 Rk上のルベーグ積分
    第22講 可積分関数のつくる空間
    第23講 完備性
    第24講 L2-空間
    第25講 完全加法的集合関数
    第26講 ラドン・ニコディムの定理
    第27講 ヴィタリの被覆定理
    第28講 被覆定理の応用
    第29講 フビニの定理
    第30講 位相的外測度
        索 引

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260頁 NDC413.67 定価3,740円(本体3,400円)ISBN 978-4-254-11890-2
代数的な世界と解析的な世界をつなぐ固有値問題を「2次の行列の場合からはじめて,ヒルベルト空間上の作用素のスペクトル分解に至るまで」一気に描き出す。

    第1講 平面上の線形写像
    第2講 隠されているベクトルを求めて
    第3講 複素ベクトル空間C 2
    第4講 線形写像と行列
    第5講 固有値と固有方程式
    第6講 固有空間
    第7講 対角化可能な線形写像
    第8講 内 積
    第9講 正規直交基底
    第10講 射影作用素,随伴作用素
    第11講 正規作用素
    第12講 エルミート作用素
    第13講 ユニタリー作用素と直交作用素
    第14講 積分方程式
    第15講 フレードホルムの理論
    第16講 ヒルベルトの登場
    第17講 ヒルベルト空間
    第18講 l 2-空間
    第19講 閉部分空間
    第20講 有界作用素 第21講 ヒルベルト空間上の固有値問題の第一歩
    第22講 完全連続な作用素
    第23講 完全連続作用素の固有空間による分解
    第24講 一般の自己共役作用素へ向けて
    第25講 作用素の位相と射影作用素の順序
    第26講 単位の分解
    第27講 自己共役作用素のスペクトル分解
    第28講 スペクトル
    第29講 非有界作用素
    第30講 フォン・ノイマン―1929年
        索 引

新装改版にあたっての推薦文

復刊にあたり、数学30講シリーズへの推薦文をお寄せいただきました!

これぞ微分積分講義の決定版

本書は、著者の長年の経験に裏打ちされた教育的配慮と、定評のある平易な文章表現を伴って、ともすれば無味乾燥になりがちな微分積分のより深い理解に読者を誘う。(第1巻『微分積分30講』について)

砂田利一(明治大学名誉教授、東北大学名誉教授)

この教科書は“生きている”と感じました

数学の教科書には良くも悪くも事実が淡々と並べられた無機質なものも多いと思うのですが、このシリーズには著者の姿が強く感じられ、“生きている”教科書だと思いました。生きている教科書には自然と学習意欲が掻き立てられ、自分自身も学生時代に何度も鼓舞され続けてきました。より多くの人にこのシリーズが届きますように!

ヨビノリたくみ(YouTuber)

ビギナーに優しく格調高い、優れた入門書

さすが志賀浩二先生。数学ビギナーはもちろん、数学のプロ研究者までが、感嘆のあまり溜息をつくような見事な入門書である。中高の先生方、数理科学の研究者から理系に限らず文系の学生さんまで、読んでみてごらんなさい。現代を支える数学の魅力がゆっくりと伝わってくる、魔法の書である。柔らかな発想に基づいたTea Timeの質問と答は、志賀浩二先生ならではの語り口であり、まるでライブの授業を受けているようだ。女子学生にも男子学生にも、未来を担う若者には是非ご一読いただきたいと、強く思う。

平田典子(日本大学特任教授、数学オリンピック財団理事)

バランスが絶妙な本物の数学入門書

刊行以来30年以上、「数学30講シリーズ」が愛され続けてきた理由は、その内奥にある何重ものバランスの素晴らしさにあるのではないか。明快さと厳密さ、入門性と奥深さ、そして何よりも数学の楽しさと厳しさといった対立項が、ここでは絶妙に溶け合っているからだ。そういう本こそ、本物の数学書であり本物の入門書なのだろう。だからこそ昔も今もこれからも、誰もが愛読するシリーズであり続けることだろう。

加藤文元(東京工業大学名誉教授)

歴史を含めた深い複素数の理解へ向けて

複素数を学んで認めると数が”増える”。ただ、定義の理解や計算法の習得をしても、複素数を扱うことへの抵抗や驚きを克服することは難しくて然るべきであろう。複素数の理論構築の背景には、数への素朴な直感、論理や数学体系の美の間で揺れ動いた数学者たちの長い歴史がある。本書はその物語まで踏み込んだ画期的な入門で読者を魅了し、さらに後半では複素数導入の醍醐味と金字塔である関数論・複素解析にまで誘う。(『6巻・複素数』について)

尾高悠志(京都大学准教授)

ティータイムから読もう

数学の本はおよそ、定理定義証明が列をなしており、世界の全貌や、分かっていないこと、応用できないことを知るのが困難だ。各講末のティータイムには、著者が数学を探検した感想、できそうでできないこと、なぜその定義にするか、などが赤裸々に綴られる。まずはそれを全部眺めると、数学の地図を見通しやすい。オススメの読み方である。

橋本幸士(京都大学教授)

物語のように読めて詩のように味わえる数学

ややこしい問題がきれいなアイデアではらりと解けてしまうのって、爽快ですよね。ところがきれいなアイデアの裏には「群が働いて」いる。群とその表現論こそ、隠れた対称性をほぐし出し、複雑を単純にバラし、乱麻を断つ現代数学の魔術。志賀氏の筆致は、すみずみまで納得できる厳密さと、梢を風が渡るような軽やかさとのバランス絶妙に、抜群な独習能率を実現し、群の働きが広がってゆく彼方を夢見させてくれる —世界一のてびきです。(『8巻・群論』について)

時枝正(スタンフォード大学教授)

つくられていく測度論の姿

測度論は、何かの形で「無限」を扱う確率論や統計学では避けて通れないものです。しかし、完成された測度論の定義に近づきにくさを覚える人も多いのではないでしょうか。本書は30講シリーズの伝統にのっとる講義形式で、ルベーグ測度の生まれる様子をその歴史に沿って、生き生きと伝えてくれます。測度論は無味乾燥と思っている方に、ぜひお薦めしたい副読本です。(『9巻・ルベーグ積分』について)

持橋大地(統計数理研究所准教授)

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著者紹介

志賀 浩二(しが こうじ )

東京工業大学名誉教授.理学博士.

1930年(昭和5年)新潟県新潟市に生まれる.

1955年(昭和30年)東京大学大学院数物系数学科修士課程を修了.

東京工業大学にて長く研究・教育にあたる.同大学理学部数学科教授を退官後,桐蔭横浜大学工学部教授に就任し,桐蔭学園中等教育学校での数学教育にも携わる.2024年(令和6年)逝去.「数多くの数学啓発書の執筆および編集により数学の研究・教育・普及に大きく貢献」したことにより第1回日本数学会出版賞を受賞.

主な著書に「数学30講シリーズ」(全10巻,朝倉書店),「数学が生まれる物語」(全6巻,岩波書店),「数学が育っていく物語」(全6巻,岩波書店),「中高一貫数学コース」(全11巻,岩波書店),「数学の流れ30講」(全3巻,朝倉書店),「大人のための数学」(全7巻,紀伊國屋書店)などがある.