ⓔコラム10-6-2 アミロイドーシスの今後
アミロイドーシスは肺に沈着して多彩な病型を呈する.病因としてマクロファージの機能不全や局所の血管透過性亢進などさまざまな説が提唱されているが,未解明である.治療法はアミロイド蛋白の種類に依存するが,確立されたものはない.すべての沈着アミロイドに含まれる糖蛋白である血清アミロイドPに対する抗体の投与がマウスのアミロイドーシスに奏効したとの報告があり1),臨床応用が期待される.
〔新実彰男〕
■文献