ⓔコラム8-14-3 高安動脈炎の名称
眼科医の高安右人が “奇異なる網膜中心血管の変化の一例” として,花環状吻合の特異な眼底血管病変を有する22歳女性の症例を1908年に報告したことに病名は由来する.その後,本症には “脈なし病 (pulseless disease)” , “大動脈炎症候群 (aortitis syndrome)” , “高安病” などさまざまな呼称が用いられてきたが,2015年に「高安動脈炎」に病名は統一された1).
〔中岡良和〕
■文献