ⓔノート14-1-2 来院時尿蛋白陰性

 来院時尿蛋白陰性の症例には前弯負荷試験で確認する.前弯負荷試験 (図1) では下肢軸の延長線と躯幹軸の延長線のなす角度が20°となるように上体をそらせ,5分間その姿勢を保つ.30分後に蛋白尿の有無を確認する.できれば,その後の安静により蛋白尿の消失を確認することが望ましい1)

図1 前弯負荷試験.

〔猪阪善隆〕

■文献

  1. 日本腎臓学会:腎機能 (GFR) ・尿蛋白測定の手引き,東京医学社,2009.