ⓔノート17-3-2 赤芽球バースト形成細胞 (burst–forming unit–erythroid: BFU–E) ・赤芽球コロニー形成細胞 (colony–forming unit–erythroid: CFU–E)
BFU–EとCFU–Eは形態的に区別がつかず,in vitroのコロニー形成法で認識される1).BFU–Eは数百個からなるコロニー (バースト) を形成し,エリスロポエチン (erythropoietin: EPO) への感受性はまだ低く,幹細胞因子 (stem cell factor: SCF),IL–3,顆粒球マクロファージコロニー刺激因子 (granulocyte–macrophage colony–stimulating factor: GM–CSF) などほかのサイトカインが分化,増殖に必要である.CFU–Eは前赤芽球により近い細胞コロニーで,EPOへの感受性がきわめて高い.
〔髙後 裕〕
■文献