ⓔノート8-6-3 Lown分類

 Lownは心筋梗塞に合併した心室期外収縮について,Holter心電図で記録された頻度と出現パターンにより,5つのグレードに分類し,これらと生命予後とが関連すると報告した1).しかし,その後の研究結果は必ずしもこれを支持せず,予後の推定にはほかの要因 (左室機能など) がより重要であることが示され,Lown分類は徐々に用いられなくなった.

〔栗田隆志〕

■文献

  1. 大江 透:心室性不整脈.不整脈―ベッドサイド診断から非薬物治療まで,医学書院,2007; 317–417.