ⓔコラム12-1-4 エストグラフィを使用した肝硬度診断の分類

 測定原理により2つの方法に分類される (表1).用手もしくは心拍動により組織の歪みを画像化するストレイン法とシアウェーブ法により肝組織を後方に押し横波の伝搬速度を測定する方法がある.近年は,後者での方法が広く使用されている (図1).

表1 SEMS. A:Uncovered SEMS (Niti–S stent, D–type;韓国Taewoong社製造). B:Covered SEMS (Hanaro stent;韓国MI–Tech社製造).
図1 2D shear wave法による肝硬度測定. A:C型慢性肝炎,B:肝硬変.

〔飯島尋子〕