ⓔコラム17-10-21 造血幹細胞移植
末梢血造血幹細胞の動員にはG–CSF単独,またはシクロホスファミド大量療法とG–CSFの併用,さらに最近ではG–CSFとケモカイン受容体CXCR4拮抗薬plerixaforの併用により,効率的に動員されるようになっている.末梢血中に動員された造血幹細胞は成分採血器により分離され凍結保存される.2×106/kg以上のCD34陽性細胞があれば十分とされている.移植前処置として,メルファラン大量療法 (200 mg/m2) が用いられる.
〔半田 寛〕