ⓔコラム18-4-1 脳症のEEG
実際のEEGを判読してみる.51歳男性,橋本脳症,脳MRI拡散強調画像と閉眼覚醒時のEEG (図1).脳MRI画像拡散強調画像では,左側の大脳皮質に前頭葉を中心に広く高信号領域を認めている.EEGでは障害側である左半球の基礎波が右側に比較して徐波が目立つ.左側の大脳皮質の機能が右側に比較して低下していることがわかる.心電図のartifactも認める.
〔望月仁志〕