ⓔコラム3-5-7 地域包括ケアシステムの概要

 地域包括ケアシステムでは「住まい」「医療」「介護」「予防」「生活支援」が一体的に提供される各地域 (日常生活圏域;おおむね30分以内に駆けつけられる場所) の実情や特性に合った体制づくりが必要とされる.さらには地域包括ケアシステムにおいては,さまざまな生活課題を「自助 (自発的に自身の生活課題を解決する力) ・互助 (自発的な相互の支え合い,ボランティア,住民組織の活動など) ・共助 (制度化された相互扶助.医療,年金,介護保険,社会保険制度など) ・公助 (自助・互助・共助では対応できないこと (困窮など) に対して最終的に必要な生活保障を行う社会福祉制度) 」の連携によって解決していく取り組みが必要とされる1)

〔葛󠄀谷雅文〕

■文献

  1. 厚生労働省:地域包括ケアシステム.https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/