ⓔコラム5-44-1 関節破壊を防ぐ
近年関節リウマチに対する治療の進歩によって早期診断・治療介入することで関節破壊を防ぐことが可能になった.このことを受けて2016年の欧州リウマチ学会では早期関節炎に対して鑑別診断を行い,未分化関節炎の段階で持続性・びらん性関節炎に進展するかどうかをみきわめて治療戦略を立てることが推奨されている1)(図1).
〔保田晋助〕
■文献
- Combe B, Landewe R, et al: 2016 update of the EULAR recommendations for the management of early arthritis. Ann Rheum Dis, 2016; 76: 948–959.