ⓔコラム8-14-5 ステロイド治療抵抗性の症例

 ただし,HLA–B52陽性患者はステロイド治療抵抗性を示し,高用量を要することが多い.TAKではステロイド減量に伴って再燃を繰り返す症例が多く,米国のコホート研究ではPSL 10 mg/日以下に減量して半年以上の寛解が持続できる症例は28%とされている1)

〔中岡良和〕

■文献

  1. Maksimowicz–McKinnon K, Clark TM, et al: Limitations of therapy and a guarded prognosis in an American cohort of Takayasu arteritis patients. Arthritis Rheum, 2007; 56: 1000–1009.