ⓔノート13-34-1 ペットの飼育率と多様化
日本の家庭ではイヌ・ネコの飼育率はおのおの10%前後にものぼるなどペット飼育頻度は高く,ペットアレルギー症例はしばしばみられる.家庭内での飼育例のほか,ペットショップあるいは訪問先などでも症状を呈する例がある.ペットのからだはダニの繁殖源ともなり,またペットが土壌真菌類などのアレルゲンを持ち込むことなどにより,既存のアレルギー疾患の修飾因子となっている例もみられる.さらに例えばフェレットなど,新規の飼育動物の普及によって多様化してきている面もある.
〔永田 真〕