ⓔノート13-35-2 細菌性急性結膜炎の原因菌と発症年齢
原因菌と発症年齢には傾向があり,乳幼児では,インフルエンザ菌などのGram陰性桿菌 (かんきん),学童期ではGram陽性球菌の肺炎球菌がみられる.年齢とともに,黄色ブドウ球菌による結膜炎が増える.Gram陰性双球菌である淋菌は,性感染症として青壮年および感染母体からの産道感染として新生児に発症する.
〔高村悦子〕