ⓔノート14-1-17 ヘモグロビン尿・ミオグロビン尿
血中ではヘモグロビンはハプトグロビンと結合しており,この複合体は分子量が大きいため通常は糸球体で濾過されないが,溶血などにより結合能力をこえるヘモグロビンが存在すると,遊離ヘモグロビンが尿中に排泄され,尿細管細胞に取り込まれてヘモジデリンとなる.一方ミオグロビンは結合蛋白がないため,そのまま糸球体で濾過されて尿中に排泄される.
〔猪阪善隆〕