ⓔノート15-2-6 マクロプロラクチン
注意すべきPRL分子として,PRL (通常23 kD) が免疫グロブリンG (immunoglobulin G: IgG) と結合して大分子量 (約150 kD) となるマクロプロラクチンがある.内分泌活性は小さく治療は不要であるが,通常のPRL測定系では高PRL血症として検出される.マクロプロラクチン血症ではポリエチレングリコール (PEG) およびProtein A/Gカラムを用いた血清処理により,IgGから解離した遊離PRLを測定する1).
〔大塚文男〕
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