ⓔノート18-16-3 VPシャント,LPシャント
診療ガイドラインに基づいて診断された例に対してVPシャント,LPシャントを行った場合,どちらでも約70%が1年後に機能的改善 (modified Rankin Scaleが術前より一段階以上改善) が得られることが示されている.脳脊髄液短絡術における合併症として,過剰髄液ドレナージによる頭痛,硬膜下血腫・水腫,まれにシャント感染,シャントチューブ閉塞や断裂などがある.過剰髄液ドレナージに対しては可変式圧バルブの圧設定を変更することによって対処できることが多い.
〔森 悦朗〕