ⓔノート2-1-32 救出後の留意点
皮膚所見は時間が経過すれば皮膚の紅斑,水疱形成,壊死が認められるが,当初においてはなんら所見のない場合もある.圧挫肢の知覚運動麻痺は脊髄損傷と誤られる危険があるが,肛門反射の有無をみることで鑑別できる.ポートワイン尿に関しては,本疾患を疑った場合は導尿しても確認すべきである.しかし,ポートワイン尿に関しても,直後は認められない場合があり注意が必要である.
〔小井土雄一〕