ⓔノート2-2-13 消化管除染
1997年に発表されたthe American Academy of Clinical Toxicology (AACT) とthe European Association of Poisons Centers and Clinical Toxicologists (EAPCCT) によるPosition Statementsは従来の治療方針を見直し,消化管除染の適応と手技を設定した.その後Position Paper, Position Paper Updateなど一部改訂と追加が示されるなかで,適応に関して厳密な時間設定は後退したが,例えば胃洗浄では,“必要とされる場合”,など,その適応に関して否定的な見解のなかで当事者判断に委ねている.
〔宮内雅人〕