ⓔノート6-1-5 維持輸液の電解質組成の考え方
維持輸液の電解質組成は,いわゆる維持輸液に適切な電解質組成はおもに母乳や牛乳の組成を参考に考えられてきた.この考え方は米国の小児科医であったDarrowやHollidayの研究による影響が強いと思われ,日本においては東大小児科の高津らを中心にソリタⓇ液が作成され,その派生が現在に出回っている種々の製剤である (表1).
〔柴垣有吾〕