ⓔノート7-15-7 皮膚ハエ症の治療
皮膚に寄生した幼虫を摘出するのが基本的治療である.その他の対処法として寄生部位の皮膚をワセリンなどで密閉する方法があり,通常3~24時間で幼虫が出てくるとされる.局所麻酔薬のリドカインを局所注射することで幼虫を除去しやすくする方法もあるが,皮膚内で幼虫が死んだままになると異物反応で炎症を生じる可能性がある.
〔夏秋 優〕