ⓔノート7-3-36 嫌気性菌の分離
臨床材料中に存在する嫌気性菌を上手に分離するためには,血液,ヘミン,ビタミンKを添加し,一夜嫌気的に保存されていた (還元された) 培地を用いることが推奨される.
また,嫌気性菌は好気性菌とともに病巣部に存在することが多い.臨床的に意義のある嫌気性菌を見逃さないようにするためには,好気性菌の発育を抑制し,嫌気性菌を有利に分離できる培地を使用する.
〔三鴨廣繁〕