ⓔノート8-14-4 β遮断薬とアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬
TGF–βシグナルの亢進が動脈瘤の進展にかかわるとされるMarfan症候群やLoeys–Dietz症候群においては,その阻害作用をもつロサルタンなどのアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬 (angiotensin Ⅱ receptor blocker: ARB) の有効性を示す報告がなされている.しかしながら,ARBをβ遮断薬と比較した場合に,より有効かについては明らかとなっていない.
〔中岡良和〕