ⓔノート8-4-3 心肥大の類型化

 心肥大の重症度やパターン,発症年齢は変異の種類によりある程度類型化できる.late–onsetのHCM例にはMYBPC3変異によるものが多い,TNNT2変異陽性例では心肥大が軽度である割には突然死が多い,左室駆出率<50%のHCM例では2つ以上のサルコメア変異を有することが多い,などの所見が報告されている.

〔森田啓行〕