ⓔ図10-16-2 胎内診断された横隔膜へルニア (鳥取大学医学部附属病院NICU病棟医長 三浦真澄博士より提供)
A:妊娠中のMRI画像.妊婦にMRI検査を実施して胎児の先天性横隔膜へルニアの出生前診断を行える.胎児の右肺は発達良好であるが,左側Bochdalek孔ヘルニアによって小腸,結腸などが左胸腔内に脱出している.左肺は圧排され,容積は著しく減少している.
B:出生後の胸部X線写真.左胸腔に脱出した腸管によって消化管ガス像を認める.縦隔は右側に偏位している.本例は横隔膜ヘルニア修復術が行われた.
[拡大]