ⓔ図11-3-13 シカゴ分類で提唱されている診断フローチャート
このフローチャートの手順通りに行うことで,食道運動障害を診断することができる.
EGJ: Esophagogastric junction,EGJOO: Esophagogastric junction outflow obstruction,IRP: integrated relaxtion pressure,PEP: panesophaegal esophageal pressurization,IBP: intrabolus pressure,MRS: multiple rapid swallow,RDC: rapid drink challenge,TBE: timed barium esophagram,FLIP: functional lumen imaging probe.
PEP:食道全体に生じる圧上昇.
Failed peristalsis:蠕動波が生じない状態 (圧変化があってもDCI<100 mmHg・s・cm).
Premature contraction:DL<4.5 sの食道攣縮が認められる状態.
Hypertensive peristalsis:DCI>8000 mmHg・s・cmの食道強収縮が認められる状態.
IBP:食道内のボーラスによる食道内圧上昇.
MRS:2 mLの水を2~3秒間隔で5回嚥下をすると,嚥下中には蠕動波が抑制され,嚥下終了後に単回の嚥下に比べてDCIが高い蠕動波が認められる.
RDC:200 mLの水をできるだけ早く飲むと,EGJの通過障害があるとPEPがみられることがある.
TBE, FLIP:【⇨11-1-4】
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