ⓔ図17-10-5 初発慢性期CMLに対するイマチニブとニロチニブの治療成績比較 (Hochhaus A, Saglio G, et al: Leukemia, 2016; 30: 1044–1054)
ENESTnd 試験,5年間 (60カ月) の最終成績.初発慢性期CML症例を,イマチニブ400 mg,ニロチニブ300 mg BID (1日2回),ニロチニブ400 mg BIDに無作為に割付けた60カ月後の治療成績.分子遺伝学的大寛解MMR (major molecular response) を達成した患者割合は60カ月経過しても第2世代チロシンキナーゼ阻害薬であるニロチニブがイマチニブよりすぐれていた.ニロチニブはイマチニブよりも早く,しかも深い奏効が得られた.
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