ⓔ図17-3-2 赤芽球,網赤血球,赤血球の形態
前赤芽球 (A) は直径が20~25 µmで核小体が明瞭で塩基性が強い.好塩基性赤芽球 (B) は直径が16~18 µmとやや小型で細胞質はやや塩基性,核小体はやや不明瞭になる.多染性赤芽球 (C) は直径が12~15 µm,細胞質の青みが減少し,ヘモグロビンが増加するため赤味が増す.正染性赤芽球 (D) は,直径10~15 µm,細胞質の色調は赤血球と同様で,核網はより濃縮している.網赤血球 (E) は,残存したリボソームが青色網状に染まる.赤血球の85%がヘモグロビンである.
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