ⓔ図18-18-1 脊柱管狭窄を伴う頸椎症
A:単純X線側面像.椎間板腔の狭小化はC4/5に軽度に認めるのみで,骨棘もない.脊柱管前後径は11.0 mm (c).C5椎体の前後径と脊柱管前後径 (Torg–Pavlov比;c/d) は11.0/16.0=68.7%である.図18-18-5と比較すると脊柱管の前後径が狭いことがわかる.
B:MRI T2強調像.脊髄がC4/5,C5/6椎間で圧迫されており,髄内高信号を認める.発達性脊柱管狭窄があると頸椎症性変化は軽度でも脊髄圧迫を起こしやすい.
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