ⓔ図18-4-5 ミオパチーの運動単位電位
ミオパチーでは1つの運動単位に属する筋線維が変性し一部は消失,あるいは萎縮や肥大を生じるため,結果として筋線維数の減少と時間的ばらつきが大きくなる.この結果多相性の波形となる (左図).肥大線維が電極に近接しているとスパイク様の持続の短い高振幅電位が記録されることもある.筋線維の変性が高度であると線維密度が低下し,1本か2本の筋線維の電位しか記録できないsmall motor unitとなる (右図).
[拡大]