ⓔ図8-5-25 大血管のCT血管造影―IgG4関連大動脈周囲炎 (A~C) とアテローム性腹部大動脈瘤 (D)
81歳,男性.IgG4 286 mg/dL,自己免疫性膵炎,後腹膜線維症を伴うIgG4関連大動脈周囲炎の腹部造影CTの三次元像 (A) と各々の断面像 (B,C) を示す.血管壁周囲に造影効果を伴う肥厚を認め,下腸間膜動脈 (IMA) 周囲まで波及している.一方,動脈硬化性腹部大動脈瘤では,内膜中膜層の肥厚を伴い,造影効果のない基質化した壁在血栓を示している (D).
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