H21年3月11日より「新庄まつりの山車行事」は重要無形民俗文化財に指定されておます.
富山県高岡市高岡関野神社の春季大祭に7基の山車が市外を巡る曳山行事.・・・・・・・・
・・・・・・・・直径1.8mの車輪をもつ屋台に神霊を降臨させる心柱と依代としての人形が乗り,総高は8mにおよぶ.最大の特徴は心柱上部の髯籠から伸びる巨大な菊の花笠と心柱先端に乗るき金色の鉾留であるが,・・・・・・・・
高岡御車祭の御車山行列 御車山修祓(著者撮影)
(朝倉書店「祭・芸能・行事大辞典」p1073より抜粋)
山形県新庄市に鎮座する戸沢神社,天満神社,護国神社それぞれの例大祭にあわせて毎年8月24日から3日間にわたり行われる行事で,・・・・・・・・
・・・・・・・・26日は護国神社の例大祭で後まつりとされ,山車を飾り置いて鹿子踊りなどの奉納が行われる.宝歴6年(1756),前年の大凶作により多くの餓死者が出たため,藩主戸沢正諶がその霊を弔い,五穀豊穣を祈願し,領民を奮い立たせようと天満神社の祭りを催し,城下の町人に命じて・・・・・・・・
(朝倉書店「祭・芸能・行事大辞典」p931より抜粋)
山形県新庄市大字萩野字萩野・字仁田山の両集落に伝わる同系列の鹿子踊り.・・・・・・・・
それぞれカモシカを模した頭をいただき,膝下までの長幕を垂れ,胸の鞨鼓を抱き,これを地方の謡う謡に合わせて,烈しく叩きながら踊る.地方は二人,紅幕を垂れた饅頭笠をかぶり,太い割竹のささらを摺りながら謡う.曲目は,鹿子たちが踊りの庭に入る「入羽」,牡鹿子が雌鹿子をめぐって争う「狂い」,・・・・・・・・
萩野・仁田山鹿子踊(著者提供)
(朝倉書店「祭・芸能・行事大辞典」p1392より抜粋)
演技を行う場所への出または入りを示す語.中世小唄によって芸能が進行する風流系の踊りや獅子舞では,演技の場に踊りながら登場する,・・・・・・・・
古典芸能の分野では逆に用いられる.舞楽では登場を出手(左舞ではでるて,右舞ではずるて),退場を入手,能狂言では登場の囃子を出端事,退場の囃子を入端事といい,・・・・・・・・
(朝倉書店「祭・芸能・行事大辞典」p156より抜粋)
愛媛県宇和島市裡町,西予市野村町惣川,同市城川町窪野,大洲市森山,同市肱川予子林に現存.
関東・東北地方の民俗芸能にて西日本では希有な芸能である.愛媛の,しかも南予地域にのみ存在するのは仙台藩主伊達政宗の長子秀宗が元和元年(1615)伊予宇和島藩に移封したのが伝播流入の主因といえる.・・・・・・・・
愛媛の鹿踊は,編成人数で八つ鹿から五つ鹿まであり,例外的に四つ鹿もある.衣裳は各地各様だが,仙台と共通性のあるのは顔を隠した前垂れ彩色・・・・・・・・
(朝倉書店「祭・芸能・行事大辞典」p1783より抜粋)
毎年9月7日から9日に行われる秋田県仙北市角館町の神明社と薬師堂の例
祭.7日は神明社の宵祭り,8日は神明社の本祭り・薬師堂の宵祭り,9日は薬師
堂の本祭りである.所定の場所に設けられる置山は,木綿布で覆われ,谷に見立
てた山型の継ぎ目には松を植え,武者人形を配して仕上げられる.・・・・・・・・
・・・・・・・・ノボリヤマに優先権があって道を譲る慣例であるが,どちらが道
を譲るか交渉がまとまらなかったときは,ヤマブッツケといって曳山どうしを力
づくでぶっつけ合う.曳山の巡行にあたっては,その場面に応じた囃子が演奏さ
れる.
(朝倉書店「祭・芸能・行事大辞典」p380-381より抜粋)
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[阿波踊り][イザイホー][万国博覧会][アイヌの歌舞][神迎え][歌垣]等から,[さんじもさ音頭][唐土の鳥][カネサル][祈雨][ほかいびと][なれなれ][デモ][文化祭][ヘルスセンター][ライブハウス]等も収録