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応用化学シリーズ 2 有機資源化学
内容紹介
エネルギーや素材等として不可欠な有機炭素資源について,その利用・変換を中心に環境問題に配慮して解説。〔内容〕有機化学工業/石油資源化学/石炭資源化学/天然ガス資源化学/バイオマス資源化学/廃炭素資源化学/資源とエネルギー
編集部から
目次
1. 有機化学工業
1.1 変わる生活様式と化学工業
1.2 有機化学工業
1.3 有機炭素資源
1.4 わが国における物質の流れ
1.5 環境と化学
1・6 人口の増加
2. 石油資源化学
2.1 石油のノーブルユース
石油の埋蔵量と可採年数/石油の歴史と原油生産量/石油の輸送と用途別需要
/環境への影響/石油化学工業/ノーブルユース
2.2 化学原料としての石油
原油の元素組成と原油中の成分/原油の蒸留性状/石油留分中の炭化水素組成
/石油化学原料
2.3 オレフィン製造プロセス
炭化水素の熱安定性/高温熱分解反応/熱分解メカニズム/
高温熱分解プロセス/オレフィンの用途
2.4 芳香族製造プロセス
接触改質/二元機能触媒の触媒作用/接触改質プロセス/芳香族炭化水素の
分離/芳香族炭化水素の相互変換(脱アルキル化,不均化,異性化)/芳香族炭化
水素の用途
3. 石炭資源化学
3.1 石炭資源の特徴
3.2 石炭の性質と化学構造
石炭の組成とおもな性状/石炭の分類/石炭の化学構造
3.3 石炭の消費量と用途
3.4 石炭の利用と化学
熱分解/燃焼/ガス化/液化
3.5 石炭の利用に伴う地球環境問題とその対策
二酸化炭素/硫黄酸化物/窒素酸化物と亜酸化窒素
4. 天然ガス資源化学
4.1 天然ガスとは何か
在来型天然ガス/非在来型天然ガス
4.2 天然ガス資源の分布と埋蔵量・生産量
在来型天然ガス資源の埋蔵量・生産量/非在来型天然ガス資源の資源量
4.3 天然ガスの輪送法と貿易
天然ガスの輪送法/天然ガスの貿易
4.4 天然ガスのエネルギー資源としての環境調和性と利用法
LNG火力発電の燃料としての利用・特徴/都市ガス原料としての利用/自動車
燃料としての利用/LNGのもつ冷熱の利用/燃料電池用燃料としての利用
4.5 天然ガス資源の化学均変換法とその特徴
メタンを原料に用いる合成ガス製造法/合成ガスからの化学製品製造法
/メタノールからの化学製品製造法/メタンを原料とする直接的化学製品
製造法/今後実用化が期待されるメタンの直接活性化法/天然ガス中に含
まれるメタン以外の炭化水素からのオレフィン製造法
5. バイオマス資源化学
5.1 バイオマス資源の特徴
バイオマス資源とは/バイオマス資源の特徴/バイオマスは再生可能資源
/バイオマス資源の不安要因
5.2 バイオマス資源の種類と利用
バイオマス資源の種類/バイオマス資源の利用状況
5.3 多糖類系バイオマス資源
セルロース資源/キチン,キトサン資源/デンプン
5.4 マリンバイオマス資源
マリンバイオマス資源の種類/アルギン酸
5.5 その他のバイオマス資源
5.6 エネルギー資源としてのバイオマス
6. 廃炭素資源化学
6.1 廃炭素資源
6.2 廃棄物の現状
6.3 再生資源の利用
6.4 家庭ごみおよび事業系ごみの組成
6.5 容器包装リサイクル法および家電リサイクル法
6.6 古紙
古紙の再利用における前処理/紙の利用形態
6.7 プラスチックの再利用
プラスチックリサイクルの種類/プラスチックのサーマルリサイクル
/プラスチックのマテリアルリサイクル/プラスチックのケミカルリサイクル
(油化)/プラスチックのケミカルリサイクル(高炉還元)/プラスチックの
ケミカルリサイクル(高温水中でのプラスチックの分解反応)
6.8 木くず
木くずの原料化/木くずの燃料化
6.9 汚泥
汚泥のメタン発酵/汚泥の焼却/汚泥の肥料化/汚泥の飼餌料化
6.10 繊維くずの再利用
6.11 廃タイヤ,ゴムくずの利用
6.12 廃食用油
6.13 動植物性残査
6.14 家畜ふん尿
6.15 生ごみのコンポスト化
6・16 ごみ発電
7. 資源とエネルギー
7.1 一次エネルギーとは
7.2 一次エネルギーの需要の推移と見通し
7.3 二次エネルギーの需要見通し
7.4 資源の有限性
7.5 エネルギーを安定的に獲得するための国家的計画
7.6 環境問題との関係:エネルギー利用と二酸化炭素の放出量
8. 参考文献
9. 索 引
執筆者紹介
【執筆者】多賀谷英幸,進藤隆世志,大塚康夫,玉井康文,門川淳一