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シリーズ〈日本語探究法〉 6 文体探究法
内容紹介
〔内容〕ナショナリズムがエクリチュールを生んだのか/『古今和歌集』「仮名序」は純粋な和文か/純粋な和文とは/『竹取物語』は本当に『伊勢物語』より新しいか/『土佐日記』は「日記」か「物語」か/『枕草子』のライバルは「史記」か/他
編集部から
目次
第1章 ナショナリズムがエクリチュールを生んだのか?
書記体系・文体
第2章 『古今和歌集』「仮名序」は純粋な和文か?
和文体・自立的文章
第3章 純粋な和文とは?―『伊勢物語』の文体―
和文・言文一致体
第4章 『竹取物語』は本当に『伊勢物語』より新しいのか?
作り物語の文体
第5章 『土佐日記』は「日記」か,「物語」か?
平安朝日記の文体
第6章 『枕草子』のライバルは『史記』か?
三色弁当型作品
第7章 『源氏物語』作者複数説は成立するのか?
三色捩り棒型作品
第8章 『方丈記』はなぜカタカナ漢字交り文で書かれたのか?
カタカナ漢字交り文
第9章 『徒然草』の文体は明晰か?
雅文体・和漢混淆体・漢文訓読体
第10章 『おくのほそ道』の新しさを生み出したものは何か?
まだら文体・音楽的散文
第11章 二葉亭四迷著『新編 浮雲』は言文一致か?
言文一致体
第12章 夏目漱石はなぜレトリックにこだわったのか?
三位一体の作品
第13章 文学の「写生」はあり得るか?―正岡子規の日本文学近代化戦略
文学と語学・レトリック
第14章 鏡花文学はどのように「国宝的」なのか?
演劇的文体
第15章 三島由紀夫は何に殉じたのか?―文体の悲劇―
文章と文体
索 引
執筆者紹介
【編集】
小池 清治(元宇都宮大学)
【著者】
小池 清治(元宇都宮大学)
鈴木 啓子(宇都宮大学)
松井 貴子(宇都宮大学)