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内容紹介
“Data Visualisation: A Handbook for Data Driven Design”第2版の翻訳。豊富な事例で学ぶ,批判的思考と合理的な意思決定による最適なデザイン。チャートの選択から配色・レイアウトまで,あらゆる決定に根拠を与える。可視化ツールに依存しない普遍的な理解のために! オールカラー。
編集部から
○著者Andy Kirkからのメッセージ
(本書「日本語版によせて」より抜粋)
データ可視化の習得とは,優れた意思決定を習得することにほかならない。クリエイターとして私たちは画面やページに表示された作品のどの要素にも,デザインのどの機能にも責任がある。最良の意思決定には,すべての選択肢と決定に影響するあらゆる要因を同時に意識しておく必要がある。
本書で私が手伝うのは,ビジュアライザーがこの意思決定プロセスを無事にやり遂げることである。
(中略)
優れた判断を確信をもって下すのに必要な批判的思考という技能を身につけてもらえるよう望んでいる。
目次
日本語版によせて
はじめに
謝辞
著者紹介
第I部 基礎
1章 データ可視化の定義
データ可視化とは何か/相違と特徴/まとめ
2章 可視化デザインプロセス
デザインプロセス/デザイン原則/まとめ
第II部 背後の思考
3章 要綱を作成する
プロジェクトの文脈を定義する/プロジェクトのビジョンを確立する/まとめ
4章 データの処理
データ取得/データ検査/データ変換/データ探索/まとめ
5章 編集的思考の確立
編集的思考とは何か/編集的思考の影響/まとめ
第III部 デザインソリューションの開発
6章 データ表現
ビジュアル・エンコーディングとチャート/影響要因と考慮点/まとめ
7章 インタラクティブ機能
インタラクティブな諸機能/影響要因と考慮点/まとめ
8章 注釈
注釈機能/影響要因と考慮点/まとめ
9章 色
色モデルの概要/色のフィーチャー/影響要因と考慮点/まとめ
10章 構成
構成のフィーチャー/影響要因と考慮点/まとめ
エピローグ
参考文献
訳者あとがき
索引
執筆者紹介
著者略歴
Andy Kirk
英国ヨークシャー在住のフリーランスのデータ可視化の専門家。受賞歴もあるウェブサイトvisualisingdata.comのエディター。Google、欧州原子核研究機構、エレクトロニック・アーツ、ザ・ハーシー・カンパニー、マッキンゼー・アンド・カンパニーなど幅広い世界中の顧客と仕事をしている。
訳者略歴
黒川 利明(くろかわ としあき)
1948年、大阪府に生まれる。1972年、東京大学教養学部基礎科学科卒業。東芝(株)、新世代コンピュータ技術開発機構、(株)日本IBM、(株)CSK(現SCSK(株))、金沢工業大学を経て、2013年よりデザイン思考教育研究所主宰。IEEE SOFTWARE Advisory Boardメンバー。