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数 ―体系と歴史―
足立 恒雄(著)
内容紹介
「数」とは何だろうか?一見自明な「数」の体系を,論理から複素数まで歴史を踏まえて考えていく。〔内容〕論理/集合:素朴集合論他/自然数:自然数をめぐるお話他/整数:整数論入門他/有理数/代数系/実数:濃度他/複素数:四元数他/他
編集部から
目次
1. 論 理
1.1 命題論理
はじめに/命題についてのお話/命題と証明の定義
1.2 述語論理
述語論理をめぐるお話/述語論理と証明
2. 集 合
2.1 素朴な集合論
基本的な考え方/関数と写像
2.2 公理的集合論
集合論の公理系/集合論の展開
2.3 整列原理・ツォルンの補題
3. 自然数
3.1 自然数をめぐるお話
3.2 自然数論
自然数の演算/自然数の順序関係
3.3 純粋算術
4. 整 数
4.1 整数をめぐるお話
4.2 類 別
4.3 整数の構成
4.4 初等整数論入門
5. 有理数
5.1 有理数をめぐるお話
5.2 有理数の構成
6. 代数系
6.1 諸代数系の定義
6.2 代数系の同型・準同型
6.3 イデアル
6.4 多項式環
7. 実 数
7.1 実数をめぐるお話
7.2 順序体
7.3 実数体の公理的特徴づけ
7.4 実数体の構成
7.5 濃 度
8. 複素数
8.1 複素数をめぐるお話
8.2 体論の基礎
代数拡大/代数閉包/超越拡大
8.3 複素数の構成
8.4 複素数体のもつ性質
方程式論の基本定理/実閉体
8.5 ハミルトンの四元数体
9. 問題のヒントと略解
10.参考文献
11. 索 引